先週もいいペース。
職業:読書家 兼 ネットサーファー。
時給サイコー。
■1冊目。
- 金井 壽宏
- 仕事で「一皮むける」
★★★☆☆
がついに本になったのか???
成長とは地震の仕組みみたいなもの。
成長できないもどかしく苦しい時期がずっと続き、
それが充分に溜まって臨界点に達したときに、
ぐっと大きく広くなるタイミングがある。
じわじわと連続関数的に成長する訳ではない。
それをこの本では「一皮むける」と言っている。
そのつらく苦しい状況と真摯に向き合い、逃げないことが重要。
その苦しさが大きければ大きいほど、成長の度合いも大きい。
ただし、あまりにつらすぎる経験だと、
一旦は乗り越えて成長したとしても、
次のステップで
再びその厳しい状況に自らを追い込むことができるか、
不安になったりするけどネ。
昔は若いから無我夢中で踏ん張れたけど、
今度は逃げちゃうんじゃないかって。。。
■2冊目。
★★★★★
タイトルは、
ただのくだらない上辺だけのノウハウ本みたいですが、
中身はちゃんとした、名経営者の熱い本です。
百戦錬磨の超経営者というべき方々は、決してただのジジイなんかではない。
鼻息の荒さがマジ半端ない。
ちゃんと考えているし、経験の量も半端ない上に、熱意と覚悟が圧倒的。
フォースのようなものが出ていて、周りはみなコントロールされてしまう。
そう。
重要なのは、人間力と気合。
本質を目指して突き抜ける力。
目指すものが既にある人は、そこに向かって突き抜けるのみ。
ボクと同じくまだ見つかってない人は、
普段からアンテナをビンビンにして、
内にこもらずに外に出て、何かを探そう。
■3冊目。
★★★★☆
長期的に人生を考え、
計画的にキャリアアップさせるべく頑張らなきゃ成功できないよ、
というキャリア本ばかりを読んでたから、
結構しんどいな、と思ってました。
実際にそんなことを実践してる人なんて、
あんまり好きになれないタイプの人が多い気が。。。
うすっぺらいというか、がめつく浅いというか。
そうじゃなくって、
足もとを愚直に頑張るという生き方でいいんだよ、
と言ってくれてありがとう。
浜村純です。
重要な5つのポイント。
・好奇心
・粘り強さ
・柔軟性
・楽観性
・リスクテイク
そして、自分の準備ができたときに、師があらわれる。
自分の準備ができたときに、チャンスが到来する。
スターウォーズのような話だが、同感。
チャンスは誰にでも来るが、
準備ができていないと、
チャンスだとはまず気付かないし、気付いても怖くてリスクが取れないし、
リスクを取っても掴む実力がないことになるから。
だから、いつチャンスが来てもいいように、
普段からビンビンにアンテナはって、
日々愚直に頑張るしかないと。
■4冊目。
- 小幡 績
- ネット株の心理学
★☆☆☆☆
今はやりの行動ファイナンスの本。
株価は、業績の良し悪しで決まるのではなく、
投資家が株を買うか買わないかで上下するものである、
というのは、そりゃそうだろうと。
すごく分かりやすく書いてはありますが、
だからナニヨ、と思ってしまう。
ちょっと入門過ぎ。
■5冊目。
- 桶谷 功
- インサイト
★★☆☆☆
消費者のホンネをちゃんと掴もうというポストマーケティングの本。
実際、広告代理店なんかでよくやる普通のマーケティングなんて、
マーケターがどういうストーリーを語るか、だけの話であって、
そのストーリーを裏付けできるように都合よく抽出した数字やデータがあって、
結局売主の論理でしかない、
と思っていたけど、
キャツラだって、ここまで進化してちゃんと考えているのだ。当たり前か。
だから、もはや、高度成長経済の時代とは違って、
プロダクトアウトとマーケットアウトの境目なんて
とっくになくなっているんだなぁ。
進化せずに、相変わらず売主の都合だけなのは、
【利権商売】
の業界だけだ。
結局、熱意が必要、というオチはいい。
■6冊目。
- 浜口 直太
- 凡人でも上場できる! 起業の黄金ルール
★☆☆☆☆
なんか、
私はスゴイですと言いたくて仕方なくって、
おそろしく謙遜しながらも結局スゴイんですって言いまくって、
実の中身は結構薄っぺらい。
きっと、ボクが最も嫌いなタイプの人だろう。
私が内情をよく知っている会社が何度も例に挙がっていましたが、
全然浅くって何にも知らない人なんだなぁ、
ウワベだけの人なんだなぁ、
というのが非常によく分かります。
ま、コンサルなんて、そんなもんでしょうけど。
とは言いながらも、
確かにそうだ、と納得できる話も、結構ありました。
大企業の管理職は、ベンチャーでは使い物にならない。
特にこれには、大きくうなずいてしまいました。
実力って、
実行する力
のことなのかも知れない。
■7冊目。
- アントレ編集部
- ビジネス男塾―タフに生きる「本物の起業家」二十五人に学ぶ
★★★☆☆
サッパリしてて、なかなか面白い。
ありきたりの一般論や成功談、名言集ではあるにせよ、
それぞれのエピソードにちゃんと魂が入っている感じで、
それぞれの個性がよく出ていて、
その中での経験に裏打ちされた悟りであったりするので、
押し付けがましくなく
すんなりとカラダに入ってくるし、
なにより元気が出る。
でも、アメーバブックスの本って、
なんだか必ず誤字脱字がある
ってのがヤダなぁ。
そういうののクオリティコントロールを厳しくやってるかどうかって、
つまらないことではあるけど、結構重要だと思うんですが。
「いいものを世の中に出したいという熱意」
があるかどうかの問題でしょう。