学校教育の限界 | 素敵やん

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偉人たちの言葉って、感動するやん、素敵やん。


何の番組か忘れたが、

大学生たちが何チームかに分かれて、

「ビルの上から落としても中の卵が割れない容器」

をつくって、自慢大会をしていた。




その昔、ボクも同じことをやったことがある。

とても懐かしい。



丸刈り中学生時代の美術の時間。



2階から下に落としても、

中に入れた生卵が割れないような入れ物を作ろう!

それで全員でコンテストをやろう!


という授業だった。




みんな、必死に考えた。


容器の中やまわりに

バネとかクッションとかスポンジとかダンパもどきとか

ショックアブゾーバー的なものをつけようと考え、

また、すべての材質になるべく軽いものを選び、

また、プロペラであったりパラシュートであったり、

落下速度を下げる、或いは、落ちる姿勢が安定するようなものを考えて、
それらをくっつけたり壊したり、

何度も何度も試しながら、

頭をフル回転させて、

楽しんで前向きにチャレンジしていた。


もちろん、

アルファゲル

みたいな飛び道具を使って

せこい抜け道を考えるやつなんていない。

課題に対して、まっすぐに、

純粋にチャレンジしている。


だって、丸刈り中学生だもの。。。



そんななか、

一人の天才というか変態というか、

今でもそのハザマから抜け出せない変態男がいた。



全員が、みながみな、

なんとしてでも卵が割れないように、割れないようにと

頭をひねっているというのに、

何故かたった一人だけ、


卵が割れるように、

綺麗に割れるように、

特に白身がクチャッて綺麗に飛び出すように、


ということだけを考えて、

その実験を繰り返しているやつがいたんだ。


中身の飛び出し方が気に食わないらしい。

何度も何度も繰り返し卵を割っては、クビをひねっている。



なんだ、コイツは。。。

一体なんなんだ。。。
気持ち悪いぞ。。。

近寄れない空気。

みな話しかけづらい。






コンテスト当日。クラッカー


はい、次。

それっ・・・ガチャン。

あ~。割れちゃった。。。チクショウ!


やった、オレのは割れてない!!


なんてワイワイやってたら、

ついにソイツの番がきた。



ス~。

ベシャリ。

下に落としたら、普通に割れた。

白身がトロ~リ。




その彼が作った容器は、


そう。


コンドーム



なんと、

卵が割れない容器を作りなさい、

という課題で、

コンドームに卵を入れて、卵が割れる容器


を作ったのだった。。。






その学期、

ソイツの美術の点は、

60点。



学校教育の限界を感じる。