Morris語録 その3。
営業にいた時は、
”仕事ができる”
って良くわからなかったけど、
人事部に異動して、その意味が少し解った。
営業って、
(特に商社は)究極的にはなくてもいい組織だから、
言い換えれば儲かってなければ潰せる部署だから、
本質的に仕事ができる意味なんてあまりない。
24のジャック・バウアーみたいに、
動き回って自分でトラブル作って、
それを自分で解決して手柄になる。
言わば自作自演の世界。
それに対して、
スタッフ部門は会社がある以上なくてはならない部署。
そこには確かに”仕事ができる”人はいる。
自作自演で仕事をしているわけでなく、
本当の意味で問題解決をしているプロな人たち。
そういった人にとって、
上司から可愛がられているかどうかは、
あまり関係ない。
ただ、自作自演でもいいのかな、と最近思う。
そもそも、本当に必要なことって少ししかないし、
それしかないと世の中つまらない。
僕はストイックなので
ある程度それでも生きていけてしまうと思うけど、
周りが僕みたいな人間ばかりだったらと思うとゾッとする。
結局考課って、頑張っているかどうかでしか測れないと思う。
あとは、自分(の実力)を知っているかどうか。
人を査定したことないので、
かっこいいことしか言えません。
本当に必要なことって少ししかない、
というのは、
quite agree。
はっきり言って、
その会社のコアとなるもの以外は、
要らない。
正確なニュアンスは、なくてもいい、かな。
仮に会社運営していく上で機能として必要な仕事だとしても、
何もすべてを会社の中に持つ必要はない。
社外に求めればよいのだ。
これは、営業だってスタッフ部門だって同じ。
その会社(正確には、会社の経営者)が
何をコアとするか、による。
そもそもなくてもいいコアではない機能の中で
いくら必死にパフォーマンスしても、
○○士的なプロフェッショナル、
即ち、専門スキル重視のインプット型職業人
としてはアリなんだろうけど、
会社の側から見ればどうなんだろうか。
なので、
”仕事ができる”とは、
会社のコアバリューとなりうる仕事をやる、
そういった仕事を創り出す、
ということができる人なんじゃないかなぁ。
例え、それが、自作自演であっても。
とはいえ、
必要なものしかない世の中はつまらない、
というとおりに、
人間の幅の広がりから会社文化の形成等までを考えれば、
一見不要な機能までもすべて抱え続けられるだけの大企業、
というのが理想なのかも知れない。
と考えるに、
頑張っているかどうかでしか測れない、
というのは違和感あるなぁ。。。
頑張るべきポイントって、
より上の視点から俯瞰してみないと、
実務上の頑張りと、中間管理職の頑張りと、
経営からみた頑張りでは、
優先順位とか方向性とか頑張りかたが
それぞれまったく違うことが非常によくある。
アタシ、
こんなに頑張っているのに、
仕事のためにイロイロ犠牲にして、
毎日終電まで残業続きでチョコラBB飲んでも吹き出物が治らないのに、
夜中のコンビニご飯が続いた所為で下腹が出てきちゃったのに、
ナノニちっとも評価されないワ、
チキショー、あのエロオヤジめ、もうこんな会社辞めてヤル!
って、
お前コンパで愚痴んなや
って軽くツッコンどくけど、
それ、頑張り違いでしょ。
そういうときって、
評価する側のマネジメント能力の問題も大きいんですけどね。
例えば、
家に蚊が大量発生して死にそうなとき。
■ブ~ンってうるさいから耳栓して寝る。
■痒いから、ひたすら徹夜でムヒを塗り続ける。
■蚊帳を導入。
■文明の利器、蚊取り線香をたく。スキンガードもやっとくか。
■ウラにあるどぶ川を埋める。
どいつがデキる?