MOC(Morris Outdoor Club)の代表をつとめる
Mr.モーリス
からの投稿。
悩める男だけに、含蓄ある言葉が多いです。
『○○さんは仕事ができる』
というのは会社でよく聞く言葉。
ただ、よくよく話を聞いてみると、
1.○○さんのことが(上司/部下として)好きである
2.他人がそう言っているということが多い。
2.については、
たどっていくと必ず最初に言い出した人がいる筈なので、
最初に言い出した人は、結局、
1.であることが多いことになる。
つまり、『○○さんは仕事ができる』
=
『○○さんのことが好きである』
と、客観的な表現で主観的なことを言っていることになる。
仕事に対する人の評価なんて所詮そんなものだと思う。
註)
その一方で、
『仕事のできない人』
は確かにいるらしい。
確かに、
直接の利害関係にない場合には、
「好き嫌い」のみの主観的評価になるでしょう。
しかし、それは、
いわゆる周りの意見ってやつ。
一緒に仕事をしたことがない人に対する評価の場合。
一緒に仕事をした上での評価って、
お互い有限な時間の中で戦っている以上、
基本的に利害関係が発生する訳であって、
その場合には、
「人柄」と「仕事の優秀さ」
はリアルに別物です。
シビアな仕事やクリティカルな案件をギリギリでねじ込む時とか、
給与査定をする際なんかは、
そこは相手を見てドライに切り分けることになります。
自分の身を守るためにも、
自分の物差しの精度を維持する=自分の信頼性を担保する意味でも、
そうせざるを得ない。
ただし、
チームのパフォーマンスを最大化することが究極の目標である以上、
プロリーマンとして結果に対してコミットしている以上、
その一個人に対しては、
必ずしも優秀さを求めない、
ということがよくあります。
例えば、
サッカーでいう、闘将柱谷やゴン中山。
野球でいう、代打川藤や男・清原。
この場合、
うまくなくていいから、下手でいいから、
声を出してみんなを鼓舞してくれ、流れを変えてくれ、
というのが最大の期待値だったりする。
つまり、
仕事できなくって全然O.K.、できないけどオマエ最高、
みたいな。
でも、それがうまく機能するためには、
求める役割と期待値を、きちんと本人に伝えないといけない。
また、本人がそれを理解しないといけない。
要は、
そこのマネジメントがきちんとできるようになるのが、
できる人
なんじゃないだろうか。
どんなに無い駒でも結果を求めて戦い尽くす、というか。。。
できる、とは、結局、
仕事に対する
「覚悟の量」
なんだと思います。
できない論については、また別の機会に。