trex4「ベット・ミドラー」は置いてますか?と客から聞かれて「すみません。 ジャズとロックばっかりで、ポピュラーは置いてないんです」と答えてから、はて、ベット・ミドラーはポピュラー音楽になるんだろうか? と考えてしまった。 ポピュラー音楽というのは大衆的な歌曲、流行歌ということになり、ベット・ミドラーは当てはまるのかな、とも思ってしまった。 というのもベット・ミドラーは確かに歌手であると同時に女優でもある。 「ローズ」や「ビバリーヒルズバム」等多くの映画に主演、出演している。 もともとは「屋根の上のバイオリン弾き」にも出演していた舞台女優でもあったそうで、グラミー賞も過去数回獲得しているというから単にポピュラー音楽を歌う歌手という枠組みの中には収まりきらないすごい”歌手”な訳で。 ということで当店にはベット・ミドラーは残念ながらありません。 

話が逸れてしまいましたが、ポピュラー音楽と対極にあるレコードを2枚。 後にグラム・ロックのヒーローとして華々しく取り上げられたマーク・ボランのデビュー作とセカンド。 当時はまだグループ名をTyrannosaurus Rex と名乗っていました。 因みにTyrannosaurus Rexというのは白亜紀後期に生存した、全長14メートルもあった地球上に存在した最強の肉食動物と言われています。その後、グループ名をT. Rexと簡略化し、音楽もポップで、シンプルなブギを基調とした「Electric Warrior/電気の武者」なるアルバムが大ヒット。 「ゲット・イット・オン」などは口ずさんでいました。 とはいえ、デビュー作とセカンドにはマーク・ボランの当時の思い等が凝縮された、音楽性はやはりシンプルですが、アコースティックでいて、当時の相棒、スティーブ・トゥックの醸し出す怪しげなパーカッションに乗って、呪文のようなマークのボーカルが聴くものを摩訶不思議な世界に誘ってくれます。 ジャケットからはストレートにそのような摩訶不思議なサウンドが聴こえてきそうで、これほどジャケットとサウンドがマッチするケースは珍しいのでないかと思います。 サード・アルバム、Unicornからはベース、ドラムス、ピアノなどが加わり、エレクトリック・サウンドへと、サウンドに変化が生まれます。 マーク・ボランがジョンズ・チルドレンなるバンドに在籍していたのはあまり知られていないことですが、マークが在籍していたときのアルバムはオフィシャルには存在していないようです。