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齋藤智裕著(2010年 ポプラ社)
第5回 ポプラ社小説大賞 受賞




「命とは何か?」
「人間の価値とは何か?」という深遠なテーマに、
ダイナミックな物語構成で鋭く切り込む。
今日的な問題を取り込みながら、
ユーモアあふれる筆致でぐいぐいと読者を引き寄せていく。




話題の小説、読みました。

読みやすさが評判となっていますが、
確かに小一時間で読めました。
携帯小説も含め、簡易な小説がトレンドだと思います。


…ということで、残念ながら、
心を揺さぶるようなシーンはありませんでした。



主人公のヤスオのパーソナリティが、「オヤジギャグ」しか印象がないです。

しかも最後の場面で、自分でそれを自覚しヒロインにアピールしている姿は、
「自称天然」が、「天然キャラ」を押し付けている姿を見ているようで
主人公にまったく共感を持てませんでした。

ただこの主人公、臓器提供を断るシーンで最低な発言をしていることから、
最初から感情移入しにくかったです。
感動がウソくさくなって…




僕の本にもラスト、修正シール「キョウヤ」が貼っていました。


出版や製作会社が納期を間に合わせようと苦労した姿が偲ばれます。
ものを売るためには、「水嶋ヒロ」というブランド力、
話題づくりももちろんですが、
こういった時期を逃さず、すばやく製造を対処したことも
大きな要因だと思いました。






My評価:★★