ドリーは光り続ける。

「くそっ!何も…」

「俺は…見えるぞ。」

バルダックの声がした。

「この間教えたのを使ってくれるなんて嬉しい限り。」

「どっ、どこだ!」

ジャコウがうろたえた声を出す。ドリーはというと、自分が放つ光がまぶしすぎて身動きできずにいた。

「とりあえず殴って顔面蹴ってから教えてやる。」



「・・・あれはな、『シャコウ』って魔法使ったんだよ?」

「ジャコウ?」

ドリーは倒れている『ベルファ戦士団』の一員を見る。

「そいつの名前じゃなくて、光をさえぎる魔法ってのがあるの。」

「その魔法って役に立つのか?」

「太陽を直視するときに使ったりする。」

「それってどんなときだよ。」



帰り道でアムネスティに会う。彼女は今日新緑の森の警備だったらしい。

「さっき森ですごい光があったけど、何なの?」

「あー、それより森の中で『ベルファ』の一人が倒れてるから、あとよろしく。」

バルダックはそういってアムネスティを追い払った。

「今日のことはアムには言うなよ。」

「え?」

「お前が危ない目にあったって知ったら、俺の命が危ない。」

「あっ、そ。」

「そういえば危ない目で思い出したんだが・・・」

「え?」

「何で『友達バッチ』使わなかったんだ?」

「あ・・・」

そういえばそんなアイテムあったなぁと何となく思い出していた。