「おい、こっちだ!」

声の方向を見ると、地下への隠し階段から顔を少しだけ出してる男がいた。とりあえずは話なども聞いておくべきだったのでそちらへ向かう。

「ロボットがいるって話は聞いていたが、暴れてるとは聞いてないぞ。」

「あいつらも急に暴れだしたんだ。おかげでずっと外に出られない。」

「そういえばこの辺って研究所の近くだったな…」

「そうなんだ。それでロボットが・・・」

男の話は途中で聞こえなくなった。安藤は思い出していた。


「俺は元々人間だったんだろ!?」

研究所内部、安藤はマザーコンピューターに怒鳴っていた。

「ナンノコトダ?」

「とぼけるな!アンドロイド技術が発達してるといえ、俺の体の特性は生物を機械化してできたものと同じなんだ!」

「イヤ、オマエハアンドロイドダ。マチガイナイ。」

「違う。元々人間だから俺はサイボーグだ!」

「まぁまぁ落ち着いて…」

アンドロイド3号機が間に止めに入った。彼は試作品段階ではあるが、最も完成形に近かった。現在では塗装も化学皮膚もはげてしまい。ブリキのロボットのような姿になってしまってはいるが。

「おい3号!」

「うん?」

「お前も知ってたな!?」

「いやいやいや、知らないって。ほら、お前が来たときには…」

「『来たとき』だと!?『来たとき』って言ったよな!?」

「バカ!!」

「もういい、しばらく外に出る。」

「ドコニイクツモリダ!?」

「自分を思い出す旅に出るんだ!!自分探しの旅だ!」

「ナニヲ青クサイ…」

「研究所には戻らない!任務は他の奴に任せるんだな!」

「待てって!お前より優秀な奴はまだ出来上がってない…」

「すまね、3号。任せた。」

そういって安藤は研究所を飛び出していった。そしてキッドと出会い、自分探しの旅を始めた。


「…おい!聞いてるのか!?」

「…あぁ、悪い。ちょっと考え事を…。」

「とりあえず、ここが『反乱軍』のリーダーのアジトだ。一度話してみるといい。」