「いいか?攻撃魔技ってのは、ショットやフレアに属性をつけて初めて成り立つんだ。例えば…」

ドリーは再びバルダックの講義を受けていた。今回は食器洗いを代わりにやることに。

「フレア!」

ふわっとそよ風に似たような感覚になる。

「魔力をそのままだしてもこんな風にしかならない。しかし…」

一瞬嫌な感じがよぎる。まさか…

「フレイム!」

ぶわっと炎が全身を包む!

「あー!」

燃え上がる自分の体を見て、悲鳴を上げる。

「ミスト!」

バルダックが再び叫ぶと、今度は周囲に霧が出始めた。ドリーの炎を霧が覆い、一瞬で消化された。

「これはフレアに水の属性を加えたことでこうなる。」

「…バルダックー!」

「まぁそう怒るなって。回復させてやるから。」

そういうと、バルダックは再び叫ぶ。

「ポイントヒール!」

魔技の効果が出ると、ドリーの火傷が一瞬にして完治した。

「これがショットに回復属性。どうだ勉強になっただろ。」