今更『天気予報の恋人』 | 倚りかかりまくって

倚りかかりまくって

茨木のり子さんの詩のように、何にも倚りかからずいきたいものですが、結局色んなものに倚りかかりまくりかもしれません。

CSでやっていた『天気予報の恋人』をやっと観終わった。
かーっ、これだから恋愛ドラマは…!バカバカしくって観てらんねぇぜ!…って感じだ。
甘ぁーいスイーツをいっぱい食べさせられた後のような。


初めは、最近のドラマにはない凝った設定に引かれて、観始めたのだ。
そして、「矢野さん」が「早智」と「祥子」のどちらを取るのかが、気になっていった。
つまり、「唯川幸」の外見に惚れるのか、内面に惚れるのか、ということだよね。


私としては、「祥子」を応援していた。自分と似ている感じがしたし。
でも、やっぱり、「矢野さん」が好きになったのは「早智」だったね。
なんかそれで、私はがっかりしてしまった。
あー、やっぱ男ってそうなんだな、みたいな。


「唯川幸」の内面も好きって言ってたクセに。
結局、外見がキレイで(でも祥子だってキレイだけど?)バカっぽくて、いきなり抱きついたりキスしたりしてくる女の方に、男は惹かれるんだな。
知性とか、不器用で控え目だけど相手を想っていることとか、そんなのは、男には無視されちゃうことなのかな。
はぁーあ、矢野さんには失望しちゃったぜ。


あのドラマが表現していたのはもっと他にもあるのだろうけれど、私はそのことばかりが気になってしまって、駄目だった。
唯一の救いは、「祥子」が最後に自分のことをラジオでカミングアウトして、それがみんなに受け入れられたことだ。
それ以外は、非現実的な甘い砂糖菓子…あ、でも、男が結局「祥子」タイプより「早智」タイプを選ぶというのは、そんな中にあって妙に苦く厳しい現実でありますな。
「祥子」タイプの女にとってはね!
「早智」タイプの女にしてみたら、終始甘くてたまらない、夢のようなスイーツドラマなんだろう。