雨が続く。
久々の12連勤が過ぎ去り、心から休む。
高円寺の阿波踊りは今年はどうだったのだろうか。
行かなかったのは6年ぶり。
近藤ようこ/津原泰水の「五色の舟」がこの夏の一冊。
物語のディテールは少しおどろおどろしく、そちらに心を奪われがちだが、
「心の置き処」を変えることで別の世界に行ってしまうというテーマは、
実は私がとても大事にしていた人生を歩く武器の一つであった。
私が今いる世界は、私を傍観する他人によってぜんっぜん違うのだろうな。
という事実が、とても寂しい。
秋の入りは本当に寂しく、嬉しく、変な気持ちだ。



