コロナ禍になって、配信でライブを観られる機会も増え、アーカイブで何回も見返せるようになって自覚したことがありまして…


私ってば記憶力、ヤバくない⁉︎…😱


恐ろしい…浮かれて書いたあんなことやこんなことも、今となっては怪しい…もはや私の妄想としか思えない…恐ろしい…もうライブの話を書くのは止めよう…と決意すること一年…


こうしてまた書いてしまう私の業の深さよ…


私の決意をひるがえすきっかけをくださった会場での嬉しい出会いに感謝。

浮かれポンチの白昼夢、程度にお読みいただけたら幸いです。





横浜ランドマークホール

『フラカンの横浜ストーリー2022〜4人のフォークの爆発〜』はじまりはじまり〜


解放感ある綺麗なホールの、椅子に座って待つことしばし…会場が暗くなりステージにメンバー登場!

ステージ上の椅子に座り、ファイルを譜面台にセットしたら、フォー爆のテーマと共に楽しいライブスタートです。

一曲目は『マイ・スウィート・ソウル』

(ここから、MCに記憶の全てを吸い取られセットリストは曖昧になります…)


梅雨の時期にピッタリな『雨』と続きます。


ここら辺で圭介さんのアコギの音がイヤモニから聞こえないとかで、Q太郎さんが調整したり、ちょっとバタバタ。

予定外の中断で雑談タイムへ


マエさんの、白のパンツにピンク系のトップスに首にはピンクのストールという姿を見た圭介さんが「小森のおばちゃまみたいだね!」


そこからマエさんが、商店街にあるような服屋を見るのが好きだ、とか、値札8000円が4000円に直されてるのとか好きだ、と、ひとしきり服装談義。

竹安の服は今日は襟付きで、と話を振られて「このシャツはグラデーションになってるんだよ」と自らご解説。座ってギターを持っているので見えてる部分は紺だけど裾に向かってブルーになっていくお洒落なデザイン。そんな竹安さんの足元見ながら「でも足は草履だけどな!(圭介さんはサンダルをゾウリというらしい)」と言う圭介さん。そういえば圭介さんってば、竹安さんのグラデーションシャツのこと「洗濯に失敗したみたいなシャツ」って前に言ってたな笑

マエさんがご自分の小森のおばちゃまスタイルに言及すると「今は、おばさんとかおじさんとか言う時代じゃないからな!『人』!今は『人』!」と圭介さんが力強くご発言。


「なんか今日の鈴木は強いな」とマエさん。

強い?と聞き返す圭介さんに「いいんじゃない、鈴木は優しいから。もっと強気でも良いと思っとるぐらいだから」とこれまた優しいマエさん。強いという言葉を受けて圭介さんは、椅子にふんぞりかえり腕を組んで「うん」と低く野太い声で返事。手首をクイックイッとして人を呼ぶような仕草をしてみせ「こういうのとさ」と言いながら一転、椅子に浅く腰掛け揉み手をしながら「ありがと〜ごぜ〜ます〜」とヘコヘコしてみせ「どっちが良いよ!?」と究極の二者択一を迫る。「そんな太鼓持ちみたいなの居ないだろ!」とマエさん爆笑。


「メンバーがどっちが良いか、とかは関係ないよな。それよりお客さんだよ。ここに来てくれてるみんなは、僕らを好いてくれてるんでしょ。そのお客さんが誇れる存在でいたいから。どっちだと誇れるんだろうね」と圭介さん。


それを聞いた私…いやいやいや!どういうもなにも、フラカンはもう今のままで十分誇れる私の宝物ですよ!そのままで、居るだけで、音楽鳴らして、歌うだけで、もう人間国宝級の!道ゆく人に見せびらかしたい!宝物ですよ!!見た人皆んな笑顔になるのは子犬か子猫かフラカンかってなぐらいの!誇れる存在そのもの!ですよ!!

…と心の中で百万回唱えて圭介さんにテレパシーを送る。


(ここから更に曲とお喋りの順番がアヤフヤです)


『深夜高速』

『口笛放浪記』など


カバー曲にRCサクセションの『トランジスタラジオ』を披露。

「フォークの爆発やるようになってから、毎回一曲はRCサクセションのカバーやってるから、もうカバーアルバム作れるぐらいやっとるな!」とマエさん。


『買い物へ行こう』を、アコースティックバージョンで披露。


「買い物へ行こう〜♪」のコーラス部分についてマエさんが「(コードが)マイナーで悲しく聴こえるんだよな。ディレクターにコーラス無しにしようって言われたけど、このままで、ってやったんだよな」とご説明。

ここで圭介さんにスイッチが入り「今は買って物を捨てるのは良くないって時代だから!えすでぃじーずだから!」(なぜか平仮名で私の脳内に再生された圭介さんの言い方)と、力強く言い始め「でも買わんと経済も回らんし…」というマエさんに被せるように「パグ犬って出てくるけどさ、今はペットショップで買うとかは『その一目惚れ迷惑です!』って言ってるじゃん!」と情感たっぷりにCMのキャッチフレーズを再現。


…私は、そんな一連の買い物話を聞きながら、沢山の人が幸せな『時間』を買うライブって、究極の環境に優しい買い物だな!と思ったのでした。


買い物話からのメンバー紹介。


圭介さんが「買いたい物、一つ言って!ドラえもんとか無しだよ!」と言って竹安さんを紹介。


「今日、来る時雨降ってた?」と優しく会場へ問いかける竹安さん。

私も、私の前の人々も、首を振って(降ってないない)と返事。(コロナ禍で声が出せないけれど、皆んなで首振る光景は、なんだかちょっと楽しかったな)「今は降ってるのかな?」また首を振る我ら。「帰りは降るかな?」とつづく竹安さんの問いかけ。

ここでマエさんが「雨降っても傘あるから、ここの人数分持って来とるから」と、すかさずニューグッズの折り畳み傘をアピール。


私も買ったけど、帰りはもったいなくてさせなかったよ〜


天気話で終わりそうな竹安さんに、圭介さんが「買いたいもの無いの?ジョーロとか?」「…ジョーロは…」「プランターとか」「プランターは…」と「…」が多かった竹安さんが、ピカーンと頭に電球光った勢いで「あ!自家菜園する貸してくれる土地!」とご発言。「何植えるん?」と聞いたマエさんの質問に被せるように「枝豆!!」と即答。しどろもどろな反応から一転、大変力強く回答されたのであります。

(この後、京都へ移動する新幹線内から投稿された竹安さんのブログには、ご自宅から持参の枝豆写真が掲載。あの一連のやり取りの着地点を見たような気分になった私)


ドラムミスター小西!

「このご時世に、こんなに沢山きてくれてありがとうございます。嬉しいです。」と優しく感謝のお言葉。終わりそうな雰囲気に、圭介さん大仰に振り返って「欲しいものは?」と促す。

うーん、と考えて、これぞ!という勢いで「声!みんな声を出せたら良いよね!」と言う小西さん。「そういうのも無しだよ!!」とすかさず返す圭介さん。

で、小西は何が欲しいの?からの、圭介さん大好物『小西さんクロックス話』へなだれ込む。

圭介「昔、クロックス一番に履いてたもんな!」

マエ「鈴木は小西のクロックス話好きだよな〜笑」

圭介「なんだ!あの穴あき草履は!って思ったもんな!」と、ここでもゾウリ呼ばわり笑

「クロックスは、もうすでに世の中で大流行してて、フラカンの中で僕が一番に履いたってだけですよ」と補足説明しつつ「今だったら何が流行ってるんだろ〜」と、流行りから買い物欲を思い出そうとする小西さん。

「うーん…そうだ!スポーツカー、この前見た、あの」と閃く小西さん。

マエ「ランボルギーニな」

小西「あれカッコいいよね。所有はしたくないけど」

マエ「買うってことは所有だろ」

小西「一回1万2千円ぐらいで乗る権利欲しいね」(一万ポッキリにしないのが可愛い)

小西さん声を強めて「1万2千円で乗る権利!」とキッパリ言いきるや否や、圭介さんが「わかりましたー(棒)」としめて、場内爆笑!


リーダーグレートマエカワ!と、マエさんの番。

マエさんは3番目で考える時間もあったからか「俺は夏のズボン!」と即答。

「今はパンツって言うのかな?今日のだって冬のだから」と履いてる白のパンツを指差す。

圭介「え?短パンが欲しいってこと?」

マエ「短パンじゃなくてさ、この生地が夏用で長いズボンだよ。今日だって着るものなくてこれにしたぐらいだから」

圭介「オーバーオールないの?夏用の?あれでいいじゃん、裸にオーバーオールでさ!」

マエ「あるけど…それでもいいけど…。竹安のそれは夏用なの?」

竹安「夏用とかじゃないけど。冬の生地ってことだったらコールテンとかね!」

マエ「コールテンっていうか、コーデュロイね」と、ファッション用語で微妙に時代を感じさせたお二人。


鈴木は何が欲しいの?とマエさん

圭介「俺は歯!」

マエ「歯が無くて発音しづらそうな時あったもんな」

治療が終わったのか、休止中なのかはよく分からなかったけど、歯が欲しいことだけは分かった圭介さんの「買いたい物」でした。


ここからは順不同に思い出した場面色々。


新曲『行ってきまーす』では、イントロ前に圭介さんがホールに響き渡るおっきい声で「行ってきまーす」と発声。それを身もだえせんばかりに嬉しそうに聞くマエさん。マエさんは圭介さんが元気だったり力強く熱唱したりするのが、いつも本当に嬉しそう☺️


コール&レスポンスもままならない現状からのお話。

圭介「野球は満員で声出して良いんだよな。俺らも野球ってことで、ユニフォーム着てやれば声出して良いんじゃない!?」

マエ「俺と竹安はバット持ってギターみたくして」

圭介「俺はキャッチャーミット持ってさ(左手にはめるジェスチャー)」

マエ「え?鈴木はピッチャーだろ」

圭介「じゃ、小西がキャッチャーミットかぶるのか」

マエ「ミットかぶったら顔が見えんくなるだろ笑マスクだよ、マスク!」

圭介「マスクって言うのか!じゃ、俺はグローブはめてショートで(ピッチャーがショートになっちゃってるし笑)反対にはバット持って二刀流で!」

ここで私の隣から「四人だし!」とお客さんの声が聞こえ、ツボってしまった私。

野球に興味が無い圭介さん発の話題だったから、微妙に噛み合ってない感じがなんかジワる〜



そんなこんなでライブは終盤に。

アンコールは『東京タワー』


圭介さんは椅子から立ち上がり渾身の熱唱!

もう耳も胸もビリビリ震える、それはそれは見事な東京タワー!

歌い終えた時のマエさんのドヤ顔!

どや〜うちの鈴木の歌は!という心の声が聞こえてきそうな表情に、世界一気持ち良いドヤ顔見た〜、と、私は幸せがフツフツ。

余韻もそのままに、会場割れんばかりの拍手の中メンバー退場!

赤くなるぐらい手を叩いた私。

スタンディングオベーションしたかったぐらいの見事な東京タワー!素晴らしいライブ!


…あれ?会場明るくならないね?

アンコール、もしかしてまだあるの?と思っていたらメンバー再登場!

「あんまりにも完璧に決まりすぎて、テーマ曲やって帰るのを忘れた」とかで、フォー爆のテーマをやり直し。


忘れちゃうのわかるぐらい見事な一曲。

マエさんの表情が物語ってたなぁ。

会場中が息を詰めて聞き入ってる気配と感動が溢れていたもの。


楽しい時間はあっという間。


「尊い…フラカン尊すぎる…」と心の声を漏らしながら帰路につきました。

フラカンのライブは一番良い『買い物』間違い無し!!イエイ!