「この前読んだ本にフラカンが出てたよ」と、本屋の同僚。


え!?

どこに!?どこに!?

何の本!?


矢継ぎ早に食いつく私。


「麦本三歩の…」と答えようとする言葉にかぶせるように「三歩ちゃん!そうなの!三歩ちゃんはフラカンが好きなのよ!」と私。


三歩ちゃんは第一集でも歌を口ずさんでくれたのよ〜と、お仕事モードを忘れウキウキと語る私。


嬉しい!

『フラカン』って文字を見たら私を思い出してくれて、それをわざわざ教えてくれるなんて!

すごくすごく嬉しいじゃないか!


V6が好きなその同僚は「この前のCD、フラカンが提供した曲はフラカン!って感じだったね」と、更に言ってくれた。


「V6は曲の提供を受ける時にV6に寄せるんじゃなくて、そのアーティストらしい曲で作ってもらうから」と豆知識も教えてくれた。


そうなんだ!?私もフラカンの所だけ聴くためにCD買ったけど、確かにフラカンらしくて素敵だなって思ったよ!それはそういうことだったんだ〜


『あの人が好きなアーティスト』って知った途端に、今まで目や耳を素通りしてたその人達が、急に視界に現れるってこと、あるもんね。


妹が好きなBTSや、みかんさんが好きなスピッツも、好きって気持ちのキラキラををまとって、私の世界に登場!


音楽雑誌の品出しする時に『BTS特集』とか『スピッツインタビュー』なんて表紙を見るたびに「あっ!」ってなるもんね。


「フラカン出てたよ〜」ってただ言われるだけでも嬉しくなっちゃうのは、あなたの世界にも可視化されましたか!って実感できるからなんだな。

知らないということは、その人の世界には存在しないってことだから…


あの素敵な四人があなたの世界にも登場〜


「うたコン見たよ〜」って言われて、またまた嬉しい私。


そうですか、あなたの見る世界にもフラカンは登場しましたか!ありがとう!