かなり前のテレビで『外国人から見た日本人の不思議な所』を街頭インタビューする番組があった。

その中に「日本人ってすぐ天気の話しますよね?それがすごく不思議(理解不能的ニュアンス)」と答えた人が居た。

意識してなかったけど…確かに!

最近、人と話しをしていて「あ〜なんか自分が情け無い」と思うことが、たまにある。
逆に「なんか、こんな私でも良い気がする!」と気分が上がることもあり、その違いってどんな時だろう?と自問自答。

色々考えて思い至る。

最近ますますテレビを見なくなった(サラメシと100分de名著のみ)
「テレビを見ない」って言うと主義主張がある人みたいでちょっと躊躇するけど、単純にラジオと本とフラカンという大好きなことに時間を使うと、必然テレビを見る時間が無くなるだけのことだ。
テレビを見なくなると、途端にテレビに出ている人に疎くなる(ラジオと被らないこと多し)。

本屋の同僚と、開店準備をしながら雑談したりする時、テレビや芸能人の話をされると、私は途端に「知らないです…」「誰ですか?」しか言えなくなる。
その後の、何となく気まずいムードに、上手く会話が続かない自分が情け無く思えてくる。

逆に、社員の人と「今度の本屋大賞はどれが獲るでしょうね」「これとこれは読んだけど、自分ならこっちかなぁ」なんて話で盛り上がると、自分もちゃんと会話できるじゃん!って感じで、気分が上がる。

人と喋ると、その時のムードで自己肯定感は上がったり下がったり。

そして、今更ながら気が付いた。

「今日は午後から雨降るみたいですね」
「朝は降ってなかったのにね」
「自転車のカッパ持ってきました?」
「持ってきました。大丈夫」
「良かった良かった」

な、なごやか〜

天気の話、万能じゃん!
その万能さに感動。
天気の話をする限り、私の自己肯定感は乱高下しない(笑)
外国で当たり障りなく話すとしたら何が選ばれるのかしら?
気になる!