数年前、職場のパート仲間が「社員の○○君、彼女が居るらしいよ〜」と教えてきた。

「明日の休みは出かける予定です」と社員君が言った時に「彼女と?」とパートさんが聞き「そうっす」と答えたから彼女が居る事がわかった、ということらしい。

私と同年代の中年といわれる女性が、若い男性と雑談するとカマをかけて彼女が居るかを聞き出そうとする、この行為が苦手だ。

自分が相手に好意があって恋人の有無が気になるなら、聞きたくなるのも分からなくはないけど、そうじゃないのに聞く…居たたまれなくなる。

もし逆だったら?
例えば給湯室とかで、おじさん達が若い女子社員に「明日の休みは彼氏とデート?」なんて言ってきたら、いい気がしない女性は少なくないだろう。

それなのに、おばさんだったら若い男性に何を言っても許されると思っているのって何でだろう。

自分達はスケベな気持ちで言ってないから?
でも言葉って発する側の主観じゃなくて、常に受け手がどう取るかが大事だ。

女性が不愉快に感じることを、どうして男性なら気にしないと言えるんだろう。

女性に太った痩せたを言うのはタブーだけど、男性に対しては平気で言ったりする。

でも、息子達を見ているとわかるけど、彼等も女子と同じぐらい自分の体型に敏感だし気に病んだりする。

セクハラ問題で大騒ぎなここ最近…

日本人男性の、そこら辺に対する意識の低さにはガッカリすることばかりだけれど。

例のお役人の記者に対するセクハラ問題に対して、全然関係が無い、ジャーナリストと言う女性がインタビューに答えていた。

「私はその人からセクハラ発言をされた事は無いですが、暴言を吐かれた事はあります。『(結婚相手に)誰か良い人が居たら紹介してくださいよ〜」と言った時に『お前なんかと結婚したがるヤツなんていねぇよ』と言われたんです」

この女性の話にはガッカリさせられた。
女性は年頃になったら結婚すべきだ、という偏見を自ら受け入れ媚びを売るような「紹介してくれ」発言。真摯に仕事をしている女性の立場を貶めるのは実は、この女性のような、同性だったりする。

数十年前の日本だったら、会社や社会というものは男性が作ってきた、圧倒的男性主位の世界だった。
でも共働きが当たり前になり、女性もどんどん社会進出している現代。

昔だったら「女性は立場が弱くて虐げられてきたから、女性が男性に多少失礼な事を言っても許された」かもしれない。

でも、女性がいつまでも「女性だから許される」という免罪符を掲げる限り、女性は男性と対等な立場にはなれない。

女だから許される、とか思っている時点で、男性だったら許されないとわかっているわけで、だったらそれは人として許されない事なんだよ、と意識して欲しい。

セクハラ、女性ばかりが被害者になると思われがちだけど、男性も不愉快な思いをしていることがあるだろう。

おばさんだからしょうがないね、と若い男性に言われるのは、嫌だ。
性差を意識させない人で在りたい。