【気になるネット業界】トリンプ、おねだり機能・「究極の下着」。[日経産業/20100614] | 室伏善夫のスマートフォンする社長ブログ

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$五つ星ホテルに起業した社長ブログ-トリンプ・おねだり機能付き「究極の下着」
【トリンプ・おねだり機能付き「究極の下着」】

ドイツ下着大手の日本法人:トリンプ・インターナショナル・ジャパンが
ネット通販の売り上げを伸ばしています。

不況の影響もあって、日本法人の売上高が足踏みする中、
通販サイトに限ると、2010年に入って、前年2009年同月比
20%増で推移しています。

「投票の結果、今年の人気は、ジュエリー風のレースでした」---

ネット限定商品扱うトリンプの通販サイト「AMO's STYLE(アモスタイル)」
では、「究極のランジェリー」と呼ぶ新商品の開発プロジェクトが
進んでいます。

サイトを訪れる女性の消費者を対象に、自ら「身に付けたい」と思う
下着のデザインを投票で、選定します。

今年の「究極の下着」として、商品化します。

2008年度から毎年秋に、新商品を発表していて、
秋の発売からクリスマスシーズンまでは、サイトでの
売り上げ上位を推移する人気商品になっています。

2010年度版は、昨年末から選考を開始しています。

ブラジャーは、事務局が、
「ブーケのような小花柄刺繍」「編み上げ風リボンレース」
など、6種類のデザイン案を提示しています。

圧倒的な人気で、「雪と真珠をイメージしたレース」を
あしらったデザインの採用が決まりました。

ショーツなどを含めて、投票は、4回実施していて
最大で、約1,700の有効回答がありました。

2010年10月に発売する予定です。

商品化に消費者が参加する仕組みは、サイト写真などで
商品を試着するモデルの選考でも、採用しています。

モデルは、一般から広く希望者を募って、最終的に
サイト上の投票で、高い人気を獲得した方が選ばれる
仕組みです。

6月から選考を開始して、現在は、2次選考の投票が
受け付け中です。

消費者参加型に首尾一貫にこだわるのは、
「下着選びに楽しい雰囲気を作り、女性の共感を呼ぶ」
ためです。

投票で、商品を決めるというゲーム性が、消費者の関心を
呼びます。

人気のデザインと自分の好みを比べてみる人も
多いといいます。

投票結果で、消費者の好みを商品に反映できることも
強みです。

投票では、毎回、下着や異性に関する意識調査も
実施していて、結果を公開しています。

「こだわりの下着をつけたいのは、どんな場面?」
「彼氏のハートを独り占めできていると思うのは、どんな時?」

こんな調査結果を女性の消費者が、自分に照らして、
共感や新たな発見を感じてもらうための工夫です。

「男性」を消費者に取り込む工夫で、販売を伸ばしています。

大人を意識したネット限定の下着ブランド「デシール」です。

商品サイトは、女性会員が、自ら商品を購入するほか、
親しい男性に商品のプレゼントを依頼できる「おねだり」機能が
売り物です。

女性が好みの商品を選び、男性へのメッセージとメールアドレスを
入力すると、男性宛てのメールで、商品サイトを紹介する仕組みです。

メールを受け取った男性が、自分の支出で商品をプレゼントするか
どうかは、その人の意識次第です。

しかし、実績で79%が「おねだり」に成功しているといいます。