モバイルニュース 【FORRESTER報告】モバイル戦略で守るべき6つのポイント | 【モバイル】携帯電話の最新情報

モバイルニュース 【FORRESTER報告】モバイル戦略で守るべき6つのポイント

 米国のIT調査会社であるFORRESTERは先ごろ、企業のモバイル戦略に関する調査リポートを発表した。同リポートでは、「企業は顧客に対するアプローチ手段として、モバイル技術を活かす戦略を確立できていない」と指摘している。

 「WHY THE WEB VERSUS APPLICATION DEBATE IS IRRELEVANT TO YOUR MOBILE PRODUCT STRATEGY(企業のモバイル製品戦略においてWEB対アプリケーション議論が的はずれな理由)」と題した同リポートでは、「企業がモバイル戦略を立てる際に、モバイル・アプリケーションとブラウザベース・ソリューションの2つから1つを選ぼうとする傾向が強い。しかしこれは間違いで、両方を活用するような戦略が望ましい」と指摘している。

 レポートを執筆したトマス・ハッソン(THOMAS HUSSON)氏は、「企業はこれを信頼の問題としてとらえている。ブラウザ技術には将来性がある、いやアプリケーションこそインターネットの未来だといった具合に譲らないため、よい戦略が出てこない」と話す。

 だがユーザーは、両方を利用しているという。「モバイル・インターネットにアクセスするユーザーが増えるにつれ、アプリケーションのダウンロード数も増える。逆もまたしかりだ」(ハッソン氏)

 FORRESTERは今回のレポートに、「EUROPEAN TECHNOGRAPHICS CONSUMER TECHNOLOGY ONLINE SURVEY, Q4 2010(2010年第4四半期欧州テクノグラフィックス消費者技術オンライン・アンケート)」によって得られた調査結果を反映させている。同アンケートは、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、英国の1万4,363人を対象としたもので、回答者は全員、リサーチ会社IPSOS-MORIのオンライン・シンポジウム会員である。

 FORRESTERは、「モバイルに対する関心とアプリケーションの使用の間には、明確な相関関係がある」と指摘している。毎月1度はアプリケーションをダウンロードしている欧州ユーザーの半数以上は、少なくとも1日1回携帯電話からインターネットにアクセスしているという。ユーザーが携帯電話からインターネットにアクセスする頻度が高くなればなるほど、毎月アプリケーションをダウンロードする可能性が大きくなる。「つまり、アプリケーションのヘビー・ユーザーは同時にモバイルWEBのヘビー・ユーザーでもあるのだ」(同リポートより)。

 また同社は、「モバイル業界ではよくあることだが、マーケティングが技術に振り回されている」と警鐘を鳴らしている。

 HTML5やLTE(LONG TERM EVOLUTION)、AR(AUGMENTED REALITY)、NFC(NEAR FIELD COMMUNICATION)といったモバイル技術はきわめて将来性が高いように見えるため、製品ストラテジストたちはしばしば本来の問いを見失ってしまう。彼らは、「どの製品やサービスをどういったユーザー層に、いくらでいつ提供するのか」を考えるべきなのだ。

 こうした課題を解消するため、FORRESTERは次の6つの提案を行なっている。

テクノロジーにモバイル・ソリューションの選択権を奪われるべからず「スマートフォンの早期利用者」に配慮したサービスを提供できるアプリケーションに注力せよ利用者拡大につながるモバイル・インターネットを念頭に置き、デバイス重視のサービスは廃することアプリケーションとモバイルWEBの双方を活用し、互いに補完し合う関係を築くハイブリッド・アプリケーションの導入を検討し、コスト削減と影響力最大化を同時に図るアプリケーションとモバイル・インターネットの境界線が曖昧化している現状を忘れずに

(ANTONY SAVVAS/COMPUTERWORLD英国版)