起業家のためのインターネット活用術 -7ページ目

起業家のためのインターネット活用術

個々の力が求められるこのサバイバル時代、ビジネスパーソンにとって「IT」「英語」「財務」は必須スキルです。このブログでは特にIT(PC・スマートフォン・モバイル・リーダーデバイス・タブレット型端末etc)を中心に情報発信します。

 一昨日の記事で、今後スマートフォン市場は、アップル社(日本ではソフトバンク)のiPhoneとNTTドコモのXperiaが人気を二分していくだろうと述べたが、今朝、大事なことに気がついた。

何と、ソフトバンクが今月下旬より、同社で初めて米グーグルの携帯向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したスマートフォン(高機能携帯電話)「Desire(ディザイア)」(台湾HTC製)を発売開始するのである。先月の3月28日、東京都内で開いた創業30周年を記念する招待イベント「ソフトバンクオープンDAY」で、孫正義社長が明らかにしたらしい。

スマートフォンの国内市場では、何度か書いてきたように、NTTドコモが4月1日、ソニー・エリクソン製のアンドロイド携帯「Xperia(エクスぺリア)」を新発売した。これに対し、ソフトバンクは米アップル製「IPhone」で独走中だが、アンドロイド携帯も取り扱うことで、ドコモを迎え撃つ姿勢のようだ。

孫社長は、同社初のアンドロイド携帯について『Phoneは優れていると思うが、グーグル好きな人もいる。当社はあらゆる選択肢を用意した。』と説明。ドコモ「エクスペリア」との比較表を掲げながら、アンドロイドのOSのバージョンが最新版の2・1であることを強調するとともに、『端末の薄さや液晶ディスプレイも違う。』と優位性をアピールしたとのこと。

一方、同社は『電波状態が悪い』との指摘に応えるため、ネットワーク環境を改善する取り組みとして、2010年度に数千億円を投資する「ソフトバンク電波改善宣言」を発表したとのこと。携帯電波基地局を倍増させるほか、小型基地局「フェムトセル」を家庭や企業・店舗向けに無償で提供するとした。また、iPhoneなどでインターネット上に動画を生中継できるソフト「ユーストリーム」の特設スタジオを28日に同社本社に開設するほか、東京・渋谷の2カ所にも5~6月にかけてオープンさせる考えを示した。

スマートフォンはiPhoneだけで十分なのに、Andorid携帯までも発売するとは・・・。孫社長、恐るべし。


人気ブログランキングへ
総務省は2日、携帯電話端末が特定の携帯電話会社でしか使えないように制限する「SIMロック」の解除を事業者に要請するように求めた。事業者側も受け入れる方向のようである。今年度末から発売する次世代携帯電話から適用する方向で調整するとのことだ。これが実現したらすごいことになる。ユーザーは端末と携帯電話会社(キャリア)を自由に組み合わせて選べるようにうなるからだ。さらに、現在よりも低価格で携帯電話サービスを受けることが期待できる。

昨日、スマートフォン検証の記事の中で「SIMカード」について述べたが、現在の携帯電話は、電話番号等の情報が書き込まれた「SIMカード」を端末に差し込むことで通話やサービスが受けられる。日本の携帯電話は、あらかじめ決めた携帯電話会社でしか利用できないように制限をかけているのである。このため、料金やサービスが不満で携帯電話会社を変えようとすると、新しい端末の購入が必要になる。これでは携帯電話会社を自由に選びにくく、『料金が安くならない要因』という指摘もあった。確かにこれは携帯電話会社による顧客の囲い込みであり、我々ユーザーの自由な選択を妨げていることになる。「SIMロック」の解除が実現すれば、各キャリアはより熾烈な争いを展開していくことになるであろうが、それがサービスの向上にもつながる。今後の動きを注視していきたい。


人気ブログランキングへ
昨日の告知の通り、今日から気が向いた時にスマートフォンの検証を始めていきたい。他の記事を書くこともあるので、毎日投稿というわけにはいかないかもしれないが、タイトルには『スマートフォン徹底検証①』のように名付け、シリーズ化していく予定である。

今日は、日本の携帯市場の特徴について書いてみよう。

『日本の携帯電話市場はガラパゴス市諸島のようである。』という言い方を時々様々なメディアで目にする。南東太平洋上に位置するガラパゴス諸島は大陸から隔絶された環境下にあるため、独自の進化を遂げている。この比喩的表現として日本の携帯電話市場が挙げられているのだ。世界的には利用者がまず携帯電話を選び、その後に通信会社(キャリア)と契約するのが一般的である。SIMカードを使わずに利用できるので、ユーザーはキャリアに関係なく、好きな端末を持つことができる。だが、日本では携帯電話を購入する際、契約するキャリアが販売するものしか選べない。その顕著な例が、ソフトバンクモバイルが販売するiPhoneである。大変魅力的な端末でありながら同社との契約が必要なため、他キャリアのユーザーは利用できない。だが、NTTドコモがAndroidをリリースしたことで、iPhone以外にスマートフォンを選択する可能性が広がった。このことは非常に大きな動きであり、喜ばしいことである。ユーザーにとって、選択肢は多い方が良い。(多過ぎることは良くないが。)そして、世の中のトレンドについていこうとしてやみくもに決めてしまうのではなく、それらの選択肢をよく比較対象した上で購入を決めることが大事である。iPhoneとAndroid。

どちらもアプリによる機能拡張が可能なスマートフォンであり、今後しばらくは人気を二分していくであろう。


人気ブログランキングへ
ここ最近、私の周りでもスマートフォンの話題が飛び交っている。そして、どのキャリアのスマートフォンを買ったらいいか迷っている方も多い。最近までアップル社のiPhoneの独り勝ちが続いていたが、ドコモが「Xperia」を発売したことにより、スマートフォン市場がますます過熱することが予想される。そこで、iPhoneとXperiaの比較を中心に、スマートフォンを少し検証しようと思う。

人気ブログランキングへ人気ブログランキングへ
米電子機器アップルが3日、話題の新端末「iPad」を米国で発売する。インターネット、映画、ゲーム、電子書籍等が楽しめ、ネット市場を一気に拡大する可能性を秘めている。日本に登場するのは4月末とのこと。電子書籍への本格的な対応を迫られている出版業界は戦々恐々としている。大きさは縦約19センチ、横約24センチ。画面で雑誌や新聞の紙面をほぼ体現できる。米国での売り出し価格は499ドル(約4万7千円)。

このことを受けて内藤総務副大臣は『巨大資本が独占することは表現の多様性確保の観点から好ましくない。』と、規制強化に意欲を見せているらしい。日本の出版文化が崩壊しかねないという懸念が根強くあるようであるが、これだけ世界がグローバルになっている現在、そのような後ろ向きな姿勢でいるのはよくない。今日の時代の潮流を素直に受け入れて、自由な競争に任せるべきだ。そして、日本も「クールジャパン」に代表されるようなコンテンツビジネスなどを海外で展開し、世界と勝負すべきである。

ちなみに、米市場で圧倒的なシェアを握るアマゾンの人気端末「キンドル」の日本語対応版は、秋に発売されるという観測が出ているようだ。できることなら、もっと早まってほしいものである。


人気ブログランキングへ