モバイルコマース市場の動向 | 起業家のためのインターネット活用術

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ケータイのコマース(商取引)市場規模は、今日4000億円以上に達し、コンテンツ市場規模を上回っている。これは通信環境をはじめとする環境変化からケータイユーザーが拡大したことによるものであるが、今から約4年前、ドコモやauでショッピングモールが開始され、多数の事業者が参入しやすくなったことが大きな要因のひとつである。特にここ数年で物販系の市場規模が拡大している。つまり、ケータイでモノを買う人が増えているということである。物販系のコマースの特徴は、他のメディアあるいは店舗との連動型であるということである。他のチャネルで商品特やブランドの価値を認識している顧客が、双方向の特性を持つケータイで購入するというスタイルである。

ケータイによるショッピングの利用経験者の割合は、古いデータになってしまうが、2005年から2006円の1年間で見ると、37,8%から41,2%へと 3,4%増加している。PCによるショッピング利用経験者率がケータイほど急激な増加となっていないのは、ケータイのユーザーが若年層中心となっているためである。性別で見ると、男性のショッピング利用経験者率は34,1%、女性は47,4%となっており、特に30代女性の利用率が66,2%と高い。一般的な買い物における支出額自体が男性より女性の方が多いことに加えて、ケータイ通販を利用している商品ジャンルがファッションであることを考えれば、女性の利用率の高さはうなずける。

ちなみに、これも古いデータになってしまうが、2005年から2006年にかけて、ケータイでのショッピングで購入したことのある商品のジャンルベストテンは以下の通りである。

  1位  衣料・アクセサリー、ファッション
  2位  書籍・雑誌
  3位  CD、ビデオ、DVD
  4位  化粧品、ヘルスケア
  5位  家具、雑貨、小物
  6位  産地直送、食料品、酒、飲料
  7位  衣料品・健康食品
  8位  イベントチケット
  9位  旅行・宿泊

 10位  家電製品



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