ご存知のように「iPhone」がソフトバンクから発売されます
今更「iPhone」かよ！
やったー欲しい！！
今の機種の分割が払い終わったらキャリア乗り換える！！
などという話題を良く聞きますが 何が出来る出来ないではなく本当の論点は各キャリアの無線LAN接続(Wi-Fi)への対応と各種制限！！
結論から言えば、日本向けiPhone SDKを普通に用意してWi-Fiを無償で使えるような環境を提供しないと絶対に普及はしないでしょう！
できればJailBreak対策されていない事が好ましいですｗ
「iPhone」の日本上陸で携帯キャリアは無線LANというパンドラの箱を完全に開けてしまった事になりました
もちろん「iPhone」は無線LANを使ってネットやPCメール・YouTube動画を見たりと もろもろのアプリケーションを除けばPCと変らない事ができます
以前の記事「任天堂DSでIP電話をかけよう(SvSIP)」
のSvSIPの作者もNDSからiPhone向けに開発の軸足を移していて海外ではiPhoneやiPod-Touchを使ってIP電話として無料通話も可能になっています
Apple iPod touch 16GB MA627J/A
- ￥42,000
- Amazon.co.jp
SvSIP以外にも無線LANを使ったiPhone/ipod-touch向けのアプリなども続々と開発されています
ということはiPhoneに限らず、iPhoneに対抗する今後発売される機種は 各キャリアが無線LANをどこまで、どういう形で許可するのかに注目すべきです
せっかく「iPhone」を入手しても無線LANに制限があれば持つ意味がありません
公衆無線LANを使うのは有料でも納得できますが、家庭で自前で立てたルータに接続するのに課金されてはたまりません
一番最初の記事「理想の家庭内LANモバイル環境」 でも書いたように キャリアはパケット料金で稼いでいますので無線LANの規制を緩めるほどに収入は減ります（当然ですが・・）
なので各キャリアは無線LANを使っても定額は課金すると考えられます「XXX無線LANセンター」「XXX無線LANメニュー」のように無線LANに接続した時のホームメニューを置いて無線LANの設定などもソコの画面を通さなければ出来ない
携帯メールも送受信できる・自社IPフォンの実装など見せ掛けの付加価値を付けて無線LANを完全フリーにはしてくれないでしょう
ま、抱き合わせ課金ですね
「iPod-Touch」は「iPhone」の電話機能を抜いた端末なので 「iPhone」でももちろんiTunes Wi-Fi Music Storeで音楽を購入できなくては魅力が半減です。いや 魅力1/4以下ですよね！
しかし、考えてみてください！その購入した音楽を「着うた」に設定できてしまえば 膨大な利益を上げている「着うた産業」が成り立たなくなります
でも、金を出して買った曲を「着うた」に設定出来なければやはり魅力1/2.・・買わないですよね
・Bluetooth（ブルートゥース）規格の時のようにあらゆる事を強烈に制限
・「着うた」のフォーマットを変更して購入した曲を設定できなくする
・HDDレコーダーの時のようにコピーワンス機能などの制限を付ける
・PC ＜＝＝＞携帯間のファイル転送の制限
・公衆無線LANは自社(キャリア)設置の無線LANポイントのみで接続可能
（Skypeなどを使われては厳しいですし、海外で同じ事をされては海外ローミング事業も成り立たない）
・iアプリ/ezアプリ/Vアプリからの無線LANへの接続使用は自社純正アプリのみ可能
など強烈な制限が設けられると思います
現在、各キャリアは無線LANの利点を「メールに添付された書類や画像を開く時に無線LANを使えば安く済む」などと利便性をうやむやにしていますが 実際には上述の内容が今後のユーザのキャリア・端末選びの中心になるという事は間違いなく意識していると思います
ちなみにNTTドコモは第3世代携帯電話「FOMA」の個人向け新サービスとして、家庭内の無線LAN経由で音声通話やパケット通信を可能にする「ホームエリア向けサービス」を提供。同サービス向けとして、FOMA網と無線LANの両方の通信モジュールを内蔵した端末を、個人向けとして提供を始めました
それに対応した端末N906iLを発売していますが、無線LANにIP電話をくっつけて定額課金という形式です
08年6月から始まった このサービス「ホームU(月額1,029円)」を契約せずに無線LANでブラウザなどを利用することはできません
*iアプリWi-Fiブラウザ・iアプリWi-Fiネットゲームのような個人開発アプリが無線LANを利用できるのかどうかまでは調べてません
もしも
ソフトバンクもこの課金方法を取るのだとしたら携帯電話（iPhone）をiPod-Touchのように使いたいならば もうひとつISP(プロバイダー)に加入しなくてはならないという事と同じです
今後は恐らく無線LANの無料化を早く実現するか制限を緩めたキャリアが一人勝ちする事が考えられます
パケット課金にしがみついてピントのズレた無線LANへの接続を提供し続けたキャリアはユーザ離れが加速するでしょうね
実際には、各キャリア・着メロ会社・著作権協会などが話合って横並びで一律同じ制限を入れてくるのかな？
基本料金＋通話料＋パケット料金＋無線LAN定額料金＋端末分割購入料金＋公衆無線LAN接続料・・・
幾らになるんだろ？また無線LAN＆パケットパック10プランBなんてプランも作るんでしょう
僕はたかが電話に払おうと思いません
僕は家庭ではPC・出先ではモバイル端末+海外・国内公衆無線LAN・ポケットにはiPodのスタイルは暫く変わらないと思います
今の段階では電話は電話とメールだけの機能で モバイル端末を別に一台持ってる方が断然便利でお得です
要は
無線LANの課金システム・無線LANを使用できるアプリケーションの制限なんかを考えてキャリアと端末を選んで論点をすりかえた宣伝の売り文句に惑わされない事が大切でしょうね
ユーザーはシンプルにPCのように家庭内の無線LAN環境を使いたいだけです
海外キャリアのその辺の対応やアプリケーションの規制・「着うた」対策など ご存知の方コメントお願いします
このサイト的にはiPhoneをいじり倒してiPhoneネタを書きたいのですが 今の所買う予定はありません
しばらくは様子をみようと思います
ちと、エキセントリックでしたが、、しばらくぶりに本来のモバイル記事でした^^
- Apple iPod touch 8GB MA623J/B
- ￥34,960
- Amazon.co.jp