軌道変更を無事終え、金星を観測できる期間が2.5倍に増えた探査機“あかつき”。

搭載している6つの観測機器のうち、
5つについて性能が打ち上げ前の想定を満たしていることが確認され、
定常観測へと移行したんですねー
金星探査機“あかつき”


金星の最新観測データの取得へ

これまで“あかつき”では、
観測機器の動作確認や試験観測での最適化といった、
調整作業が行われてきました。

その結果、各フィルターを通した感度や画像の分解能などの観測性能が、
打ち上げ前の想定通りに満たされていることが確認されたんですねー

6つ搭載されている観測機器のうち、
1μmカメラ(IR1)、2μmカメラ(IR2)、中間赤外カメラ(LIR)、
紫外イメージャ(UVI)、超高安定発振器(USO)
の5つについて定常観測へと移行しました。
2μmカメラ(IR2)が2016年3月25日に撮影した金星の夜面。
(約10万キロ離れた距離から撮影)
金星全体を一望する夜面画像として、これまでで最も詳細な様子がとらえられている。
この波長では、地面近くの暑い大気からの熱赤外線を背景に、
雲の濃淡がシルエットとして映し出されている。

ただ、残る1つの雷・大気光カメラ(LAC)については、
“あかつき”が金星の陰に入る際に運用する機器で、
約10日に1回1時間程度の運用となっているので、
時間をかけた慎重な調整が続けられているそうです。

今後“あかつき”が目指すのは、
雷・大気光カメラ(LAC)を早期に定常観測へ移行させること、
それと金星研究のために世界最先端のデータを継続的に取得していくことになります。

こちらの記事もどうぞ ⇒ 探査機“あかつき”軌道修正に成功! 観測期間は2.5倍に増量