金星探査機“あかつき”が、
2月20日に一時通信不通に陥っていたそうです。

JAXA宇宙科学研究所の発表によると、
この日の臼田局では、衛星の温度や電流などの状態を示す信号が取れず、
地上からの指令(コマンド)も効かない状態だったそうです。

ただ翌21日には、
当初から仕込まれていたタイムラインコマンドが実行。

これにより、
通信するためのアンテナが自動的に変更され、
地球との通信が回復したんですねー

今回の通信不通の原因は、
コマンド入力の際に不適切な姿勢系制御パラメータを、
探査機に送ってしまったこと。

なので、“あかつき”の通信・観測機器の問題ではなく、
探査機の状態が健全であることも確認されています。

宇宙科学研究所では、対策として運用方法を見直すと同時に、
コマンド入力項目について、チェックする手順を整えたそうです。

日本初の金星探査機として、
2010年5月21日に打ち上げられた“あかつき”。

同年12月7日には、金星を回る軌道への投入には失敗するのですが、
その5年後の2015年12月7日に再挑戦して軌道投入に成功しています。

現在は観測機器の立ち上げや試験などが行われていて、
JAXAによると、今回の不具合による今後の観測への影響はないそうです。


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