巨大楕円銀河の中心プラックホールから噴出するジェットに沿った、
高温で青い星の集団がとらえられました。

これにより、ブラックホールとジェット、そして星々とが織りなす、
星形成のユニークなプロセスが明らかになってきたんですねー
ハッブル宇宙望遠鏡が遠紫外線で観測した
楕円銀河“MAC J1931”と“MAC J1532”の中心ガスの密度(上段)。
コンピュータシミュレーションの結果(下段)。


星形成はコントロールされている

一般的に楕円銀河では、
星の材料になるガスが大量にあったとしても、
新しい星の形成は、あまり活発ではありません。

今回の研究では、
ハッブル宇宙望遠鏡をはじめとする天文衛星や、
地上の望遠鏡を用いた観測とシミュレーションを用いています。

その結果、
楕円銀河の中心ブラックホールと、そこから噴出するジェットが、
星形成をコントロールしている様子が見えてきたんですねー

ミシガン大学の研究チームは、遠方の楕円銀河を観測。
一部の銀河で星形成が起こっている様子をとらえました。

また、エール大学の研究チームは、
中心で星が誕生している近傍の楕円銀河を観測。

いずれの場合も、
星形成はフィラメント状や塊状の分布が見られています。

新しく生まれた星は、
楕円銀河の中心ブラックホールから噴出するジェットに沿って分布しているので、
これらの間には関連があると見られています。

さらに、ブラックホールとジェット、新しく誕生した星は、
全体で1つの“自己制御”サイクルを作り上げているようなんですねー

ジェットの活動によって、ガスが銀河の外の方へと運ばれると、
一部のガスが冷えて星が生まれ、残りのガスは暖められます。

このとき、冷えすぎるとジェットがより協力になるため、
温度が上がって星形成が弱くなり、ジェットが強くなりすぎると、
プラックホールに落ちてエネルギーを生み出すガスが減るので温度が下がることになります。

こうしたサイクルのバランスによって、
楕円銀河では、爆発的な星形成が起こらないようです。


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