「深宇宙にある膨大な数の天体に、大量の水が存在する可能性がある」
という研究報告が発表されました。

このことは、
「生命誕生の材料を持つ地球に似た惑星が他にも存在する」
っという確率を、理論的に上昇させるものにもなるんですねー
白色矮星“GD 61”に引き寄せられる小惑星。
(イメージ図)


白色矮星に大量の水が存在した

今回の報告は、ウィリアム・ハーシェル望遠鏡による観測から、
白色矮星の大気中に、水を構成する2つの化学成分(水素と酸素)が、
“大量に”発見されたことに基づいています。

そう、地球に多量の水が存在することは、
極めてまれな現象ではない可能性が出てきたんですねー

白色矮星とは、衰退期にある老齢の恒星。

この白色矮星には、
地球の海にある約30~50%に相当する量の水が、
かつて存在していたと考えられています。

そして水は、小惑星の衝突でもたらされた可能性が高いそうです。


水を豊富に含む小惑星・彗星の存在

小惑星や彗星によって水がもたらされる現象は、
地球で起きたのと同じように、
多くの他の惑星系でも発生している可能性が高いんですねー

今回の研究は、
「小惑星や彗星によって、地球に似た惑星に水がもたらされ、
生命の形成に適した環境が作り出される可能性」について、
さらなる裏付けになります。

さらに、現在広く支持されている、
「水を豊富に含む彗星や小惑星との衝突によって、地球の海が形成された」
という説も裏付けることに…

太陽系内にある水を豊富に含む小惑星は、
極めてまれどころか、頻繁にみられる存在であるということも
分かってきたんですねー

大量の水素を大気中に保持する白色矮星は数多く存在するので、
太陽系以外の恒星の周囲でも、水を豊富に含む小惑星や彗星が、
ありふれた存在であることの証拠にもなるんだとか…

ただ、彗星に由来する水分子の原子特性が、地球上の水と大きく異なっていることが、
ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”の観測データから分かっています。

なので、地球上に存在する水は、
数十億年前に地球に衝突した小惑星に由来する可能性が、
彗星由来の可能性より高いようですよ。


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