チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に着陸した着陸機“フィラエ”。

なんとか観測データの取得と送信には成功したんですが、
日照不足のため冬眠に入ってしまったんですねー


“フィラエ”は、彗星探査機“ロゼッタ”から投下されたあと、
当初予定されていた着陸地点からバウンドしてしまいます。

そして、およそ1キロも離れた日陰の多い場所に来てしまいます。

予定通りの地点に着陸することができていれば、
彗星の自転周期(12時間)のうち、7時間の日照が得られるはずでした。

でも、今は1時間半しか太陽光が当たらず、
太陽電池パネルによる発電が十分にできてないんですねー

なので、1次バッテリーの電力が尽きるまでの間、
表面付近のガスや地表物質のデータ取得が、休みなく行われることになります。

不安定な機体が、ひっくり返るリスクを承知で行った、
サンプル採取用ドリルの稼動や、太陽光が少しでも当たりやすくための姿勢の修正、
これらの操作も無事完了。

史上初めて彗星核で直接得られた観測データを、
すべて地球に送り届けた後、“フィラエ”からの通信が途絶えることに…
“フィラエ”に搭載された観測装置。

“フィラエ”は、電力が尽きて冬眠モードに入ったと見られています。

ただ、彗星の上空20キロ~30キロには母船“ロゼッタ”が居るので、
観測のかたわら、今後も継続的に呼びかけを試みるようです。

少しずつ充電されるか、
来年8月の太陽最接近に向けて、今いる場所に太陽光が多く当たることで、
十分な電力を得て、再び目を覚ますのを待つことになります。
“ロゼッタ”から見た“フィラエ”の最初の着陸。
着陸1分半後の画像では、地表に着地の痕ができていて、
やや右側にはバウンドした“フィラエ”の機体とその影が見える。

バウンドして3度の着陸という予定外のことがありましたが、
装置は全て無事動かすことができました。

とりあえず、取得したデータの解析。 これが気になりますね。