準惑星ケレスに向けて航行しているNASAの探査機ドーンに、
イオン・スラスターなどの問題が発生したと発表されました。

この問題は、いまは解決しているのですが、
ケレスへの到着が、当初の予定より1か月ほど遅れるようです。
ドーンは2007年9月27日に打ち上げられ、
まず、2011年7月に小惑星ベスタに到着し、2012年9月まで探査を行っています。

その後、ベスタを離れ、
いまは次の目的地であるケレスに向けて、航行を続けていました。

でも今年の9月11日に、航行に必要なイオン・スラスターが突如停止。
探査機自体も最低限の機能のみで動く、セーフ・モードに入ってしまったんですねー

運用チームが修復にあたり、
すでに9月15日からは、イオン・スラスターの運転が再開されています。


では、なぜこのようなトラブルが起きたのか?

NASAでは、高エネルギーの放射線(宇宙線)の影響だと推測しています。

ドーンは今から3年前、
ベスタへ向けて航行していた時にも、今回と似た問題が起きていて、
原因も同じだと考えました。

この3年前の時も、また今回も、別の冗長系に切り替えることで、
イオン・クラスターの運転を再開させています。

NASAでは、不具合が発生していると思われる部分の、
修復ができるか検討されていて、
今年の後半にも実施を予定しているそうです。


また今回は、イオン・クラスターの不具合と同時に、
地球との通信に使用するメインのアンテナを、動かすことができなくなる
っという問題も発生しています。

このため、低速度の通信だけで、
状況の把握などをしなければならなかったんですねー

その後この問題は、コンピュータをリセットすることで解決したそうです。

原因については、まだ調査中なのですが、
こちらも宇宙線が原因で、ソフトウェアがエラーを起こしたのではないかと、
見られています。


この2つの問題が発生したので、
ケレスへの到着は、当初の2015年3月から1か月遅れ4月に…
でも、観測計画などへの影響はないようですよ。