中心にある恒星の赤道面と、同じ面上を複数の惑星が公転する。
そんな太陽系のような惑星系が1万光年かなたに見つかりました。

惑星はすべてほぼ同一の公転面をまわり、中心の恒星はそれとほぼ垂直の自転軸に沿って自転する。
普通の事のようなんですが、実はこの状態は太陽系以外では「常識」ではないんですねー

これまで見つかってきた系外惑星のほとんどは、恒星のすぐ近くを非常にいびつな軌道で回る巨大ガス惑星(ホットジュピター)でした。

アメリカの研究チームは、NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”のデータを解析しました。
そして中心にある恒星の自転軸に対して、垂直な公転面を3つの惑星が回っている「常識どおり」な系外惑星系を発見しました。

この惑星系が、“こと座”の方向約1万光年かなたにある“ケプラー30”系です。
中心に太陽とほぼ同じ明るさと、質量をもつ恒星“ケプラー30”をもっているんですねー

太陽系では、惑星の公転は太陽の自転に沿っています。
これが「太陽周囲のチリの円盤の中から惑星が作られた」っという根拠になっているんですねー
なので、“ケプラー30”系でも同じことが起こったようです。

まぁー 惑星が太陽の自転と同じように公転するのには、意味があるということです。

研究では、恒星表面の黒点の動きから、自転方向を探ることを試みています。
惑星が恒星の手前を通過すると、恒星の明るさがわずかに暗くなります。
恒星上に黒点があると、さらに暗くなるんですねー なので、その都度の黒点の位置が分かることになります。
(画像は“ケプラー30”系の想像図)

この結果から、“ケプラー30”の自転軸は、最も大きい惑星の公転面に対して垂直になっていることが分かったんですねー
さらに惑星同士の重力効果を計算すると、3つの惑星が同じ公転面上にあることも分かりました。

この発見はホットジュピター形成の最新論を支持するものだそうです。
ホットジュピターは恒星のすぐ近くにあり、数時間とか数日という極端に短い周期で公転します。

また、ほとんどの場合非常に軌道が傾いているんですねー
これは誕生して間もなく、まだ不安定な頃の惑星系で数個の巨大惑星が集まり、他の惑星を外周や内周へ弾き飛ばしたことによるものと考えられています。

この説をより確実なものにするには、中心にある恒星から十分離れた惑星系をもっと探す必要があります。
そして、それらが太陽系のような揃った軌道であることを示すことができればいいんですよねー

惑星系の軌道を調べることは、宇宙で生命が生まれる過程についてのヒントに繋がるのかもしれません。

太陽系のように安定した軌道を持つ惑星系… そして、そこにある恒星から十分に離れた惑星の安定した気候なんですよねー 生命が生まれやすい条件は…

なので、安定した惑星系を多く見つけることができれば、生命を発見できる可能性も高くなるのかもしれませんね。