系外惑星探索衛星“ケプラー”のデータから、
非常に近い軌道で回る2つの惑星が発見されました。

2009年にNASAが打ち上げた“ケプラー”は太陽系外惑星を探すための衛星です。

今回、“ケプラー”により新しく発見されたのは、
地球から約1200光年の距離にある恒星“ケプラー36”を回る惑星。

“ケプラー36”は太陽とよく似ている恒星なんですが、太陽より数十億年古く、
2つの惑星の公転軌道も太陽系にくらべてずっと主星に近いそうです。


惑星“ケプラー36b”と“ケプラー36c”

“ケプラー36b”と名付けられた内側の惑星は、地球型の岩石惑星です。

地球と比べて1.5倍の直径と、4.5倍の質量を持っていると考えられ、
公転周期は約14日で、主星からの平均距離は1770万キロ以内だそうです。

外側の惑星“ケプラー36c”は、水素とヘリウムの厚い大気に覆われ、
中心部に岩石の核を持っていると考えられています。

地球と比べて3.7倍の直径と8倍の質量を持ち、
公転周期が約16日、主星からの距離が約1930万キロと推定されています。

厚い大気に覆われているケプラーcの質量は海王星と同程度。
主星の近くを公転しているので、
“ホットネプチューン(熱い海王星)”と呼ばれているんですねー

2つの惑星の軌道平面はほぼ同じで、
平均して97日に1回の合う(主星と2つの惑星が直列する)が起きます。

このとき惑星間の距離は地球と月の距離の5倍以下…
“ケプラー36c”は月の3倍の大きさなので、“ケプラー36b”から見上げる眺めは壮観でしょうね。

このような接近は巨大な潮汐力を引き起こし、
惑星自体を伸ばしたり縮ませたりすることもあります。

なので“ケプラー36b”では、接近により火山活動が起こっているのかもしれません。

惑星の種類と主星からの距離との関係については、まだまだ分からないことがあます。

全く異なる2つの惑星が、なぜこのように近くの軌道にあるのか?
疑問は残ったままですね。