30年ほど前に発見された “マゼラニック・ストリーム”
大マゼラン雲と小マゼラン雲から伸びるガスの帯なんですが、最新の観測でこれまで考えられていたより長いことが分かりました。

大マゼラン雲と小マゼラン雲と言えば、南半球の星空の中で南十字星と並んで人気のある天体です。なんでも肉眼でも夜空に浮かぶ大きな雲のように見えるそうです。

今から5億年ほど前に天の川銀河の近くを通り抜けた時に、双方の銀河からガスが流れ始め “マゼラニック・ストリーム” が形成されたと考えられていました。

このガスの帯は途中で途切れていると思われていたのですが、実は後ろにも帯の断片が…
そう、実は一本の長いガスの流れである可能性が出てきたんですねー

アメリカ科学基金の “グリーンバンク電波望遠鏡” を使った観測の結果、“マゼラニック・ストリーム” がこれまで考えられていたより40パーセント以上も長いようでした。

これによりガスの帯の出来方にも新たな考えが提起されることに… 形成が始まった年代もこれまでの考えよりも古い25億年前となるようです。

これまでは大小のマゼラン雲が、天の川銀河へ接近したためではないかと考えられていました。

でも新しい推定年代はちょうど大小のマゼラン雲どうしがすれ違い、大規模な星形成が引き起こされた頃です。

大量に生まれた星からの恒星風や超新星爆発でガスが吹き飛ばされ、
これが天の川銀河に向かって流れ始めたという考えです。

まぁー いずれにせよ近づいた結果 “マゼラニック・ストリーム” が出来たようですが、星雲どうし結構動いているんですねー


画像は天の川銀河に、新たに分かったマゼラニック・ストリームを重ね合わせたもの