熱帯夜-4 冷やかどころか、吐き捨てるようにそう呟かれた ――ナニ、こいつ。 かなりムカつくんですけど、当麻様。 ふと覗きこんだ拍子に見えた横顔が、なんとなく綺麗なラインに見えて 私は勢いだけでその顔に触れて自分のほうを向かせた パシっ、と 痛みが手に走る 「何なんだ、お前」 私を射抜いたその強くて攻撃的なまなざしに 憎悪。 「痛いんですけど」 「用が済んだなら、早くいけ」 ぬおおおお、 「失礼いたします」 私はそれだけ言って、その場を後にした 確かに、あれは。 俺様だ。