俺の方から捨てんならまだしも。
女の方から俺に三下り半だって?
あり得ないね。
「なぁ、そんなに俺の事好き?」
俺の下腹部に頭を埋めて、たいそう丁寧に舌を動かしていた土田にそう声をかける。
実花にはさせなかった、奉仕。
本命には無理はさせない。
「……んっ」
「ほら、ちゃんといっぱい濡らして舐めな」
俺が好きで好きで堪らない、って顔をして
嬉しそうに頬張る土田の顔をこちらに向ける。
土田が俺に恋愛感情を持ってることなんて知ってた。
横浜のみどりちゃんも、新宿の松川も、梅田の永吉だって、京都の春香だって、みんな俺の事が大好きだっていう。
抱いたら喜んでなんでもすんだよね。
好き、って文字を顔に浮かべて
辛いんだけど、私待ってる、って
そんで、
直ぐにくわえて、よがって、泣くんだよ。
バカじゃねーの?
人生、損してんぜ?
「おいおい、あんまやったらもう終わるぞ」
ぬるり、と口から離して、押し倒して脚を広げる。
ゆっくりと差し込んだ根元からは、ビチャビチャと音が絶えなく響く。
「嬉しくって、大洪水?恥ずかしいやつ」
俺が罵っても、繋がった場所は濡れるばかりで、
よがって腰がくねるその様を見て、征服欲で満たされる。
心が通ってなくったって、身体が繋がれば女は悦ぶ。
つまんねーんだよ、そんな女は。
「つまんない話、会社でしないで」
俺の、彼女は違う。
俺の素行の悪さも、何もかも
そんな見たままで判断できるようなところで、俺を見ない。
ついでに、俺自身の事も、全然見ようとしない。
飽きなさそうじゃね?
そういう女と一緒に、人生過ごしたほうが。
だから、絶対。
手放したり、しない。
実花は、他の女とは違って
男をすぐに好きになったりは、しないから。
俺の事も、きっと一生
好きになんて、なんないだろうから。