もぁらすの遊び場 -17ページ目

 

 

自分の独占欲には、ほんと驚く。

 

 

 

そこまで田村に執着してたわけじゃない。

 

 

 

 

 

田村をはじめに抱いたときなんて、余裕もなかった。

 

 

 

 

自分だけが熱く、反して淡々とした田村の顔を見ていると、本当に田村って女性がわからなくなる。

 

 

 

苦しそうな表情を見せて俺に好きといってみたり、

 

かといって今は無機質な動きを見せて、鼻の先だけ寒さにやられたのか赤くさせている。

 

 

 

そこに、俺への感情は見られない。

 

 

 

 

「ちょ・・・・・・!?」

 

 

 

コートの隙間から、ニットの中に手を忍ばせる。

 

 

 

 

「つ、冷たいっ!」

 

 

 

ひゃー!と、俺の胸の中で暴れる田村の表情がやっと崩れた。

 

 

 

「冷たい?ごめん」

 

 

「なん・・・・・・ですか、もう」

 

 

 

 

 

 

田村の、いろんな顔が、見たくって。悪戯する。

 

 

 

 

少しむっとした田村に案内されて先に進むと、通路兼台所を通過したあとワンルームの奥の部屋にたどり着く。

 

 

目の前には、ベッドが鎮座していて(ワンルームだから当たり前か)

 

 

 

 

 

俺を、誘う。

 

 

 

 

 

「あの、何か飲みますか?」

 

 

そう言った田村の手をつかむと、自分のもとに引き寄せた。

 

 

 

 

「いらない」

 

 

堪らなくなって、俺は唇を重ね合わせる。

 

 

我慢が足りないから、すぐにその唇をこじ開けて、舌を奥に入れた。

 

 

 

 

とろけそうに柔らかい田村の舌が、遠慮がちにツンと俺のそれに絡まろうとする。

 

 

それがじれったくて、強めに吸いあげると「あ、」と田村の声が瑞々しい音の中に混じった。

 

 

 

 

絡まった舌の感覚が、脳の中を刺激して、そのまま田村をベッドに押し倒す。

 

 

 

 

 

 

 

「や、あの・・・・・・、お風呂に」

 

 

 

「そんなのいらない」

 

 

 

 

 

そんなクールタイムに、逃がさせない。