からだの声を聴くセラピスト もあなりか です💕
またまた、思い出話からの展開。
そして、移動中が多いのもお約束。
今回も、電車に乗っていたとき思い出したこと!
東日本大震災について、
とても大変な体験をしたと
言っていた人の話を思い出した。
その人は、東北出身でもなく、東京在住で、東京での体験が全て。。。
そして、東北の被災した方が大変だったでしょう…
ではなく、自分自身が大変だったと。。。
それを思い出して、
笑い出しそうになった! 電車の中で!
命からがら逃げたとか、
何日もろくなものが食べれなかったとか、
体育館で何日も過ごしたとか、
仮設住宅に住んでいたわけでもない。
私があまりにも「へっ?」
という反応だったのでしょう。
そこで、「もあなさんは、その時は東京に来る前だったの?」
いやいや、もう東京に住んでましたし、
当日は、ひろくんだけ連れて埼玉に行っていたので、
しっかり帰宅難民になりましたし。
真ん中の2人は、まだ小学生でしたし、
学校に迎えにも行けず、
電話は通じず、
かろうじて、メールが出来る間に長男に帰れないということだけは伝えて。
翌日、電車が動き出してからも、
ぎゅうぎゅう詰めの電車に、車椅子の子どもが乗ったら迷惑だろうと、
昼頃まで待って、
エレベーターも動いていないのを動かしてもらったり、
いろんな方に助けてもらいながら、
倍以上の時間をかけて、帰ることができました。
長男も当時は16歳。
子ども達だけで心細かったと思います。
その後も、計画停電あり、
車のガソリンが底つきかけても、ガソリンスタンドがしまっている。
食料品も底をつき、
買い物に行っても、商品がないか、
あっても少ない。
子ども4人と私の5人暮らし。
1日分でも結構な量になり、
買いだめしてるって思われないかな?と
ビクビクしながら買い物をして。
その頃、水道水は一切飲まなかったひろくん。
脳障害がある関係で、体温調節の機能が弱く、
飲まないとたちまち脱水になってしまう。
ペットボトルの水を買いたくても、
放射能問題で普段買わないお家も買い始め、
売っていても、ひと○本とかの限定に。
なんとか家族で協力して乗り切ろうとしていた。
ある日、トイレットペーパーが残り一個になってしまった!
近所の店には、一個もない。
車で行くには、ガソリンがあやしい。
前年に、容態が悪化して入院治療を受けたひろくんがいる我が家。
いざという時のために、車は動かせる状態にしておきたい。
長男が自転車に乗って、
トイレットペーパーを探しに買い物に行ってくれた。
たが、見つからないので、ドンドン遠くに行って、
家から10キロ以上先の路上で、
お巡りさんに職質されるなんてこともあった!
大変だねと無事に開放してくれたそうだけど…
そんなこんなを経験したが。。。
だからと言って、ものすごく大変だったと思っていない。
ここまで、思い出して、
私って、どんだけ人をバカにしているのだろう?
いつから、性格が悪くなったの!
と、自分でびっくりしていた。
今まで、ひろくんのことでどうしていいかわからない状態の時でも、
看護師だからと
「うちの子の成長が遅くて…」
「まだ、おしゃべりしない」
などと相談されることがよくあった。
また、歩きはじめない…
ひろくんは、一生歩かないかもね。ちょっと遅くてもそのうち追いつくよ!
おしゃべりしない…
そのうち喋り始めるよ。指差しとかできてるから。ひろくんは、しゃべる日はくるのか?
と、頭の中ではモヤモヤ葛藤はあっても、
風邪だろうとなんだろうと、
人から見て大したことがないことでも、
その人にとっては大変なことだからと、
できる範囲で対応してきた。
今も、そのつもりだったのに…
ちょうど、この話を思い出した日、
萌えコン塾 の日だった。
そこで、ニュースレターを書くという項目で、
どんな内容を書くかというところで、
「からだと仲良くなる方法」とあげて、
全然ワクワクしない!
むしろ、気分は下がる…
そして、そこからの項目が全く書けない!
講座が終わった後、
講師のまみさんに、
「私、すごい人をバカにしてることがわかりました!」
セラピストは、もうできないのでは?ぐらいに思いながら、
電車の中で思い出したことを話すと…
それも、なぜか笑いながら。。。
大変なことが大変でなくなったんだよ!
ステージが上がったんだよ
が、返事だった!
そうなんだ〜、
大変が大変でなくなったんだ〜!
確かに、大変で困るって思いないなぁ〜、
お金ないけど。。。