Q:カットがダメージに繋がることがあるって本当ですか?
カットはスタイルチェンジと一緒に、傷んだところを切ってくれているんじゃないの?
A: 髪の毛は根元より毛先にいくほど傷んでることが多いのが普通です。
カットすることによって、傷んだところを切り落としているのはもちろん事実なんです
ここで注意しなくてはいけないのは、髪を切る時生まれる、髪一本一本の断面のことなんです
髪を切ると毛先に断面が生まれますよね!? キューティクルに包まれている髪の表面と違って、切った断面はむき出しの状態なんです
ここから髪のタンパク質が流れ出てしまい、ダメージの原因になってしまうんですね
髪の切り口がどんな形になっているのか目で見ることはできませんが、カットの方法でさまざまな断面が生まれます。
ネギやニンジンなど野菜を切る時も、斜めに切るのと垂直に切るのとでは、切り口の面積が違ってくるのと同じなんです☆
ボリュームや質感を調節したり、毛束感を出すために髪をそぐと、どうしても切った断面の面積が広くなりがちです★
「毛先が傷んじゃった★」 「毛先がパサつく★」 なんて言葉をよく聞きますが、これも原因の一つにあげられると思います(>_<)★
レザーでのカットやシザー(はさみ)による “そぎ” という技術は、髪が傷むと思い込んでる方もずいぶん多いと思います★
でも、同じ “そぐ” という作業でも、道具の使い方次第では切った断面の面積をなるべく狭くすることができるんですよ(^_^)v
ただし、カットの後はもちろん希望のスタイルになった後の毛先は、とってもデリケートです☆
スタイルを長く楽しむためにも、髪を必要以上に傷めないためにも、
ぜひトリートメントなどで優しく丁寧にデイケアしてあげてくださいね
ちなみに具体的には・・・
カットの後はスタイルにかかわらず、毛先のケアに重点を置いてください
先程もふれたように、髪を切ると、むき出しの毛先から髪のタンパク質が流れ出してしまうんです★ さらにそぐことで毛先の広い範囲でキューティクルがはがれてしまっていることもあります。どうしても毛先がパサつきやすくなるのは、やむを得ない状況です(>_<)★
アフターケアとして、必ず毛先を中心にトリートメントをつけ、油分で膜を作り、毛先を包んであげましょう☆ 本来持っているキューティクルのバリア機能をカバーできます。
トリートメントは、根元につけてしまうと頭皮の汚れ、ベタつきの原因になることがあります。
ですから、傷んだ髪の毛先から中間くらいまでに重点的にもみ込むのがコツです (^_^)v
できれば、毎日補ってあげることが大切だと思いますよ~ (^_^)♪♪
moana hair