巻末資料 E：リリウオカラニの系譜
リリウオカラニによる列記
＜母方の系図＞
祖先 三姉妹 1, Ikuaana 2, Umiulaikaahumanu3, Umiaenaku
6代前 父 Ahu-a-’I / Ku-a-Nuuanu ➕ 母 Umiulaikaahumanu
子供 Heulu 、 Kamakaimoku
5代前 父 Heulu ➕ 母 Ikuaana / Moana
子供 Keawe-a-Heulu , Hakau
4代前 父 Keawe-a- Heulu ➕ 母 Ululani
子供 Keohohiwa , Naihe
3代前 父 Kepookalani ➕ 母 Keohohiwa
子供 Aikanaka
2代前 父 Aikanaka ➕ 母 Kamaeokalani
子供 Keohokalole
1代前 父 Kapaakea ➕ 母 Keohokalole
子供（当代） 1,Kaliokalani 2, Kalakaua, 3.Liliuokalani
4.Anna Kaiulani, 5.Kaiminaauao 6.Miriam Likelike
7.Leleiohoku W.P
後代 父 Cleghorn, A.S ➕ 母 Likelike
子供 Victoria Kaiulani
付記；
ケアヴェ・ア・へウル (4代前、Keawe-a-Heulu）はカメハメハ1世の将軍であり相談役。その妻ウルラニ Ululani はその時代の非常に著名な詩人。
彼らの娘ケオホヒヴァ Keohohiwa は私（リリウオカラニ）の曽祖母で、カメハメハ1世の従姉妹にあたる。
彼女の兄ナイヘ Naihe の妻は火山の女神ペレの信仰と決別したことで有名な女酋長カピオラニ Kapiolani である。
ナイへ Naihe はカメハメハ1世の相談役であり、相談役集団の筆頭でもあった。
カメハメハの相談役はケアヴェ・ア・へウルKeawe-a-Heuluとその息子ナイへNaihe,彼らの従兄弟のカメエイアモク Kameeiamoku.とケエアウモクKeeaumoku である。
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ここからは私の解説です。
巻末資料はこのEの後にFとGまで続き、
いずれも家系図が掲載されています。
Eはご覧の通り、リリウオカラニ（つまりカラカウア王家）の家系図。
まず最初の三姉妹はどういう方々なのかちょっとわかりませんでしたが
三姉妹の真ん中のUmiulaikaahumanuさんが祖先のおばあさん。
この方には夫が二人あって、
ハワイ島ヒロのアフ・ア・イとの間に息子のへウル、
コハラのクー・ア・ヌウアヌとの間に娘のカマカイモクを設けます。
息子へウルの方が、カラカウア王家の直の祖先になり、
娘カマカイモクはカメハメハ大王の祖母にあたります。
（他にもいたのではと思いますが、王家に関係するのはこの二人ということか）
要するに、カラカウア王家とカメハメハ王家は、
祖先が母ウミウライカアフマヌの父親違いの子供ということなんですね。
（わかりにくいか？）
その次の代のケアヴェ・ア・へウルは
「へウルの（息子の）ケアヴェ」という意味で、
カメハメハ大王とは従兄弟同士で、
生涯カメハメハ大王の腹心として忠誠を尽くしました。
1804年に亡くなった後は、息子のナイへが父の代わりを務めました。
ナイへさんはサーフィンの名手として非常に有名だったそうで
彼がヒロでサーフィンの試合に出たときの勇姿は
He inoa no Naihe という歌に歌われていて、
昨年、２０２１年のメリーモナークの男性カヒコ（古典）部門で
このフラを踊ったハーラウがありました。
前解説でマヌ・ボイドさんが
「ナイへはカラカウアの曽々祖父で」と語っていますね。
フラの始まる前のオリ（祝詞）では
”He Nalu no Kalakaua”という詠唱を歌っています。
日本語では「カラカウアの波」という意味になるのかな？
その次の代がアイカナカで、
カラカウアやリリウオカラニの祖父になります。
このアイカナカの館がホノルルのパンチボウルの丘の麓にあり、
そこでリリウオカラニは生まれました。
ちょっと内容がてんこ盛りになってしまったので、
今日はいったんここで打ち止め
A hui hou
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