巻末資料Dは、1897年に

ハワイ共和国と合衆国大統領の間で締結された

ハワイ併合条約案の条文が記されています。

 

この条約は7つの条文からなるもので、

実は当ブログでは、すでに

第56章の解説としてアップしてありました。

 

 

 

 

本書、”Hawaii's Story by Hawaii's Queen”の

「巻末資料D」には、

 

How the Cession of the Islands is to be Accomplished.

「ハワイ諸島の割譲はいかにして遂行されるか」

と副題がついています。

ハワイ諸島を合衆国に併合するための条約の全条文なのですが、

日付は1897年6月16日で、

合衆国大統領の国務長官ジョン・シャーマンと

ハワイ共和国の全権使節ハッチ、サーストン、キニーが署名・押印しています。

 

この条約に対しハワイ国内ではハワイ系住民を中心に抗議活動が行われますが

9月の共和国議会上院で全会一致で承認。

さらに一年後の1898年7月、

ニューランズ決議(Newlands Resolution)がアメリカ国会で可決され、

ハワイの併合が決定されることになります。

 

 

 

 

併合条約案の原文( 全条文)は、以下のサイトで読むことができます。

(PDFファイルです)

          

https://loveman.sdsu.edu/docs/1897AnnexationHawaii.pdf