前回は彼の気持ちや私の気持ちが前を向いて
いるという事について書きましたが。
そして子育ては思い通りには
いかないと思ってる事についても
書きました。
支援の効果
この間、彼から「思い出すよ」のメッセージと
写メが送られてきました。
それを見ると、ただ天井に写る電気。
私 「なにを思い出すの?」
彼 「俺は最近まで居たから、中を
思い出すよ。忘れたいけど、忘れたら
いけない部分もあるよね。」
私 「刑務所の電気なんて忘れたわ笑
でも、私は刑務所に行った事
忘れないよ。あそこに行ったから今があるからさ。」
彼 「同じ。俺も今回はそう思う」
↑↑↑
私はこの文字を見て
キターァー!とガッツポーズしました。
何故ならこの言葉こそが自省・腹落ちの
始まりかもしれないと思うからです。
今まで彼は「刑務所の事なんて忘れた
方がいい」「もう行かないから大丈夫だ」
「過去は過去だろ」など
ちょっと微妙にチャラさが残り
反省が見えない言葉でした。
しかし今回は心の底から染み染みと
思った言葉だと言う事が文面で伝わりました。
私は
彼がこんなにも前を向こうとする
とは考えてもいませんでした。
前までの私は心の底では彼がスリップし
また逮捕されるという
マイナスなシナリオを考えていました。
今までは期待して応援していても
裏切られてきましたし、社会生活が
1年も保たない人でしたので
何があっても対応出来る様に常に
「戦闘体制」の状態でした。
でも今の彼はなんとなく違う。
回復の仕方は色々あると思いますが
私と彼の場合は、彼が私を理解しようと
頑張ってくれています。
そして私も自分の問題に向き合う事で
微量ながら前に進んでいます。
[彼らしく]
[私らしく]
自然体でいれる様にこれからも
頑張りたいと強く思ました。
私達は、彼が出張で近くにいない
事がお互いを成長させる良い機会に
なっていると思っています。
自分のトリガーを知る
私は自分分析をはじめてから
何が嫌で
何でイライラするか
どんな事で不安になるか
など、細かく考えられる様になり
「それを回避するにはどうしたら
いいか」と思考を切り替える訓練を
始めました。
最初は彼の事や子供の事で
イライラしていたのですが
結局は「音・声・疲れ・焦り」
などに疲れる事がわかりました。
聞き流しが出来ないからいちいち音を
拾ってしまって、頭の中が混乱してしまう
事に気付きました。
仕事で疲れた時や体調が悪い時は
特に余計な音を拾い苦しくなります。
そうなるんだったら気にしない様に
したら?ってなったのですが
これもまた難しいです。
これには
時間がかかると覚悟しています。
時々、こんな自分に苦しくなる時が
あります。
私には無音で、静かな場所で全身を
休める事が本当に大切な時間です。
彼を傷つけた第二弾
私は過去に彼に指輪をプレゼント
してもらいました。
日払いでもらっていたお金を
少しずつ貯めて買った指輪。
プレゼントしてもらった翌日に
排水溝に落としてしまいました。
必死に探す彼を見て
『うざっ』って思っていました。
なぜなら当時彼は覚醒剤を
やっていました。
そんな彼が嫌だったから
指輪も全然嬉しくなかったし
指輪を落とした事への悲しさも
なかったからです。
そして
その頃の私は安定剤や眠剤でラリっている
事が多かったからです。
彼の覚醒剤が嫌で嫌で
抗精神薬で紛らわしていました。
今、考えたらお互い様だったのかも
しれません。
彼も眠剤でラリってる私が嫌で
覚醒剤をやっていたかもしれないからです。
いまだに、あの時の指輪の事は
言われます。
『傷ついた』って。
私に出来る事
以前から会社の子の話をブログで
書いていますが、4月から彼女は
違う部署に移動します。
彼女は私の側から離れて、ちょっと
キツイ仕事になります。
キツイ仕事なので、人間関係もその分
ギスギスします。体力的にも辛いと
思います。
その為、私は彼女に何か出来る事は
ないか?と考えた結果
本をプレゼントすることにしました。
彼女が人に振り回されず
他者との境界線を身につけてほしいから
です。
そんな、彼女から
「今の私がいるのは○○(私)さんの
おかげです。
辛くなったら連絡していいですか?」
ってメールがきました。
まさかまさかこんな風に思ってくれて
いるとは思わなかったので
めちゃくちゃ嬉しかったです。
そして『○○(彼女)さんなら出来る!
絶対大丈夫!本は本当に役に立つから
大切にして欲しい。」と伝えました。
『絶対大丈夫』
この言葉は私がカウンセリングを
受けているカウンセラーにも
言われた言葉なんですが、まさか
自分も誰かに言うとは思っていませんでした。
『経験したからこそ言える言葉。』
そう思えた出来事でした。
失敗が私を成長させてくれました
今の私がいるのは、失敗を沢山体験出来た
からだと思っています。
もちろん、支えてくれた人も沢山います。
その方々には感謝しかありません。
私は3人の子の母親です。
「子供に失敗をさせる」
これってかなり難しいと思いました。
『失敗する』のをわかってて
口も出したくなりますし
口うるさく言ってしまいます。
だけどそこは我慢したり、
『必要な失敗』だと自分に言い聞かせて
「見守る」という事を心がけています。
実は最近思う事があります。
長女は『自閉スペクトラム』です。
そんな長女と私は似ている部分が
ある事に気付きました。
(親子だから当たり前なんですけど)
すぐ、不貞腐れる
すぐ怒る
聞く耳を持たない
その他にもありますが、昔の私を
見ているみたいです。
なので、私自身、自分を見つめ直し
過去の自分を振り返る事で『娘の気持ち』が
理解しやすくなるかもしれないと
思いました。
日々、生活していると
どうしても怒ったり否定してしまったり
話を聞いてあげれなかったりと反省の
毎日です。
今は彼の悩みよりも
子供の事で悩むことが増えました。
『子供を、傷付けず。そして理解する。』
この事に気をつけながら
子育てをして行こう!と考えました。
なので今は高校認定の勉強の他に
子育ての本も読む様になりました。
今、娘は反抗期。
そして大人になろうともがいている
時なので、そこを大事にしていけたら
いいな〜って思っています。
※勉強について
高校認定の勉強は『世界史』を
やっているのですが、全く頭に
入りません。
なので復習を沢山しないと覚えられない
ので、『脳トレ』と思って気合いを
入れたいと思います。
私は本はスラスラ集中して読めるのですが
勉強の問題文の字は苦痛です。
問題文を読みながら違うこと考えたり
しちゃいます。
なのでかなりの集中力が必要になります。
でも勉強は楽しいと思っています。
昔、高校を中退した時に
遊びまくっていたのですが
親が『高校認定』の提案をしてくれた事が
あります。
提案してくれた母に対して
『はっ?そんな事しなくても
生きていけるし。』って考えだったのですが
今、思えばその時は私のタイミングでは
なかったって事だな〜って昔の自分を
振り返ると、そう感じます。
だから今回、
母に『高校認定』を受けると
伝えた時は母もびっくりしていました。
『よく受けようと思ったね!
いいんでしょっ』とちょっと嬉しそう
でした。
今日も読んでいただきありがとうございます。
これからはどんどん色んな事を
学び、吸収していきたいと思っています。
