前回は決断していった経緯について
書きました。
いつも不安そうな子
Aさん(彼女)はいつも何処か暗く
オドオドしていた
話しかけたら話もするし
きちんと質問してきたり話しかけてもくる
私が冗談を言うとお腹を抱えて笑う
捕まった事もない
不良や非行とは全く無縁の子
なぜかいつもため息が多く
構って欲しい雰囲気が溢れていた
そのマイナスの雰囲気が強すぎて
私もマイナスに引っ張られていき
その子と仕事をするとドッと疲れる
時がありました
ある日Aさんと何気ない話から家族の話に
なった時に
『お母さんの小言や過干渉に嫌気が
さしてます』と言い出した
父親は特に問題はなさそう
母に対しての愚痴を話し始めた頃
父親もアルコールを
飲んでは悶々と小言を言う様です
その小言も1時間とか言われるみたいで
『A(彼女)のそう言うところが
ダメなんだ』『そんなのも出来ないのか』
とか言われるそうです
私はAさんがため息ついたり何処となく
暗い理由がわかり納得がいきました
昔の自分と重なる部分もあったからです
アルコールを飲んでいる本人は
楽しく飲んでいる分にはいいのですが
相手の為と称し、自分の鬱憤を晴らしてる
様な時や、相手の気持ちを不快にさせる
事も多いと思っています
そして本人の弱さや不安を他人に
当たり散らしているかの様にも感じます
そんな父親の話をAさんは悶々と聞き、
傷つき、母親の支配下の中にいる
彼女は心身共に疲れていました
『父方の母親も60歳にもなる息子に
あれ食べた方がいい、これ食べた方がいい』と
色々とコントロールするような事を
言っているようで、彼女もその様子を
語りながら『共依存』だと思うと言っていた
きっと彼女も実家を出て親から離れて
1人で暮らした方がいいとは思っては
いるが、なかなかそこから抜け出せない
のは親の支配下にあるから疲弊している
そして彼女の中で
ある意味決断する事が出来ない
その渦中にいると、どうしても正常な
判断がつかない!
もしくは
わかってはいるけど、、、となる。
家庭という小さな空間で巻き起こる
それが『間違っている』『辛い』などと
わかっていながらも抜け出せない人がいまだに
存在すると言う事がわかった
グレーゾーン
もう1人
彼氏のお酒で悩んでいる子がいる
彼氏自身もお酒に対する欲求が
凄いと自覚していて、やめたいと
思ってはいるみたい
そして
彼氏の家族やその子(彼女)が
お酒を止めるように言っても
本人はなかなかやめれない様子
なかなかやめれない彼氏の飲酒問題に
疲れている様子でした
そんな話を聞いているうちに
お酒や薬、そして他の犯罪で
捕まるのは世間一般では
『人生が終わった感』が凄いけれども
捕まりもしない病気にもならない
グレーゾーンをキープしている状態も
かなりキツイものがあると感じました
毎日
続く飲酒問題や依存行為、周りの家族としては
「苦痛の毎日」だと感じます
もちろん当事者も辛いと思います
本人がお酒や薬などで『心底困った』と
本気で思わない限りは、グレーゾーンの
まま周りを巻き込んで生活する事になる
巻き込まれながらずっと生活する
家族やパートナーの事を考えると私も
経験があるから胸が締め付けられる思いです
【【物理的に距離を置く】】
これがなかなか出来ないのが現実多い
口には出せないだけ、もしくは
出さないだけで悩んで
我慢している人が
沢山いると感じました
子供の父親
私には子供がいます
今の彼の子ではありません
子供の父親となぜ別れたか?
アルコール依存症
ギャンブル依存症
だったからです
なかなか離婚にも応じてくれず
1年かけて情報や段取りをし離婚調停に
持ち込みました。
離婚した時は子供は4歳
そしてお腹にも赤ちゃんがいる状態での
決断でした。
この父親は側から見ると「普通の人」
※父親を今後、元旦那と表現します
※離婚調停をする際には2人調停員が
いて、旦那と妻の話を交互に聞き取りして
いく形です。片方が調停員と話をしている
時はどちらかは待合室で待たされています
離婚調停の時も私が調停員に離婚したい理由を
言うが、元旦那は自分を正当化し良い父親
に見えた2人の調停員は私に
調停員 「そんなふうに見えない」
私 「そんなはずはありません。」
となかなか理解してもらえませんでした
私は元旦那が絶対に化けの皮が剥がれること
を信じて、子と自分の為に必死に訴え続けました。
話し合いでは離婚が成立
しない場合は弁護士を付けなきゃ
戦えなくなる
それでもいいから『別れたい』と強く
思い、妊娠中でありながらも必死に訴えた
ある日調停員の女性の方が
「奥さんの言っている意味わかりました」
と言ってくれたのです
そう言ってもらえた時は本当に嬉しかった
そこから離婚が順調に成立していった
よく耳にするモラハラ夫
まさしく元旦那はそれだった
アルコール依存症でもあり
性格などにも歪みがあった
そして元旦那はギャンブル依存症
働いても仕事が続かない上に
毎晩ビールを飲む
嘘をついてまで飲みに行く
隠れてパチンコに行く
喧嘩になれば髪の毛引っ張ったり
自分は間違っていないと主張する
喧嘩をしていたら
まだ小さい我が子に『ママにいじめられてる』
と言う情けない父親
そして
元旦那は避妊をしてくれなかった
緊急避妊ピルを飲んだ事もある
しかしその事情も知りながら
また元旦那は避妊しなかったのです
また緊急避妊ピルを処方して貰いに行く
恥ずかしさから、その後、私は妊娠し
離婚調停に挑む事になりました
他にも給料を全部パチンコに使われた事も
ありました。
そして子供の為にコツコツ貯めていた
小銭の貯金箱にも手をつけていました。
子供に与える影響
忘れもしない目黒区虐待死
あの子のお母さんの逮捕時の目つきに
とても衝撃を受けたのを今でも覚えてる
目つきが変わるくらい心が
疲弊しきっていたのだと感じました
・亡くなった子の思い
・逃げたくても逃げられなかった母親の心情
・そして義理父の思考の歪み
もしかしたら私もあの時、離婚して
いなかったら歪んだ結婚生活をずるずる
していたかもしれない
そして子供にも歪んだ生活をさせていた
かもしれないと思うと
親のサポートを受けながらでも
離婚して、出産して
父親が居ない生活を選んでよかったと
本当に思っています
妊婦の私は元旦那を変える気力も
一緒に生活する気力も残っていなかった
私は自分の父親のアルコール問題や
母親と父親の共依存問題
複雑な家庭環境にいた私は
歪んだ考えを持ち続け、生きづらくなった
そう言う経験があったからこそ
『別れる』と言う決断が
スムーズに出来たかもしれない
そして
子供が居て離婚するという事は
容易ではなかったです
親のサポートがあったから乗り切れた
部分もありました
今の彼に対しても冷たく接して
甘やかさない支援をしたのは
彼がこのまま変わらないなら
子供にとっても『良い影響』を
与えないと考えたからでもあります
そして今の彼も機能不全家族だったと思われ、
「幸せな家庭」「良い父親」になろうと執着して
必死になっていたが、それが上手くいかない
苛立ちもあったのは見ていてわかりました
こうした苛立ちや焦りから虐待に繋がる
のかもしれないとも考えました
そして私から見たら彼は
物凄く空回りしていた
そういう彼と虐待事件を重ねてみた時に
、他人事ではない気持ちになりました
アルコールや依存行為、そして歪んだ思考が
もたらす影響
『私が自分軸を持ち、子供に接しないと
いけない』と感じました
子供に対する気持ち
今の私の考え方は勉強はだいたい出来て
いればいい。
嫌なことがあった時や子供が
どうしていいか
わからない時にはアドバイスや話を聞く。
そして必要な失敗は助けないで
失敗を経験させる
子供の安心出来る居場所を確保する事
こんな感じで考えています
私も疲れていたりしたら怒ってしまう日も
あるけれど、そう言う時は反省し
改善点があれば改善する様にしています
決して胸を張って「良い母親」だと
言える訳ではありません
でも向き合う、考える、頑張る姿を
見せる。これは意識して接する様に
しています。
これからは待ち人や元受刑者以外の事も
ブログに書いていこうと考えています。
もちろん待ち人の気持ちや元受刑者としての
ブログも書いていくので宜しくお願いします。
今日も読んで頂きありがとうございます😊
