前回は彼との考え方のズレについて

自分の感じた事を書きました


彼は私のことを

「マイナス思考」

「暗い」だとか言います


私、マイナス思考なところは自分でも

自覚しています。


でも彼よりは悲観的ではなく

明るいと思います


彼は私のことを「ダメ女」に

仕立てる時があります


でもどっちがダメか見る人は

わかってくれます


私は自分の事を理解してわかって

くれる人がいるだけで感謝なんです


昔は人からの評価に敏感だった


誰かがヒソヒソ話をしていたら

自分の事を言っていると思って

気にして相手の機嫌をとったり

していた事があります


皆んなに気に入られたい

皆んなに良い人と思われたい

皆んなにチヤホヤされたい

悪口なんて絶対言われたくない


そう言う事を常に気にしていました


今ではそう言う事は一切ない

とまではいかないにしても


昔みたいにオドオドする事が

なくなり、自分軸を持ちながら

生活しています


それは自分を見つめ直し自分に自信を

少しずつつけていったからです


そして自分で自分の

取り扱い説明書を作ったからです



親のせい



一時期、私は親を責めた事があります


定番ですが「お前が○○だから

こうなった」と色々と汚い言葉で

罵っては親をコントロールしようと

してきました


親のせいにしたからと言って

親が全て責任を感じ

私の為にアレコレと

していたら私は付け上がり

ロクな人間になっていなかったと

断言出来ます


親の引いたレールが嫌で反発して

好き勝手やっていたのに


都合の良い様に親のせいにして

どうにかさせようとしていました


それでは解決しませんでした


何度も言いますが刑務所に行き

自省した事でこれらの事が間違い

だと気付きました



刑務所を出所してからも今までの

癖が抜けず苦しみリストカットも

したこともあります


そしてリストカットしたところで問題が

解決する事はない事を気付かされました


外国人


出所して1年くらい過ぎた頃

私は外国人のスナックのママの所で

働く事になった事がきっかけで

苦しかった心が少しずつ解放されて

いきました


ママの純粋な考えと人間性


外国からきて日本で成功をしたママの

言葉は心に響くものがありました


日本人より日本人らしい


そんなママに支えられて学び

少しずつ自分を変えていく事が

できました


ママは仕事が終わると必ず


「今日もありがとう。本当に

ありがとう!また明日も宜しく」と

感謝の言葉で終わります


偉そうにせず、ママも掃除や

洗い物もする


常に感謝を込めて接してくれる

ママに感謝を教わりました


コロナから得たこと


今回コロナに感染した事で

感謝した事があります


夜間当番医だったクリニックで

子供がPCR検査をしました


後に私も感染が判明


私自身、違うところで

検査を受けて陽性がわかり

投薬はしてもらわなかったのですが


日が変わるごとに症状も出てきて


子供がPCRを受けたクリニックに

私自身1度も受診した事もない中で

ダメ元で電話をしました


幸い保険証の提示のみで

薬を処方してくれ「元気になってから

支払いしに来てください」と


病院の隣の薬局で車で待機していたら

薬剤師さんがガウンを着て

フル装備でドアミラーに薬を

置いてくれます


病院だから当たり前かもしれない



でもこんなに医療が逼迫している

中で嫌な対応一つされず


投薬をしてくれた病院に感謝しかなく


この間、支払いと感謝の気持ちを言いに行き

飲み物を持って行きました


自分が飲み物を持っていった事を

みなさんに自慢したいわけでは

ありません


ただただ、何事も当たり前だと思っては

いけないと感じた出来事だったからです


私は昔は何事も上から目線で

誰かのせいにし、妬み、恨みを持ち

感謝なんてあまりした事が

ありませんでした


私が横柄な態度で薬を要求していたら

処方してくれなかったかもしれない


しかし不思議と感謝や謙虚な姿勢を

持つことで人生が変わる


協力者が増えていく


本当そう思います



立ち位置


今、私の職場ではクラスターが

発生しております


ガウン、帽子、マスク、ゴーグル

手袋とフル装備で休憩以外

ずーっとその格好です


水分補給もままならない中

汗だくになり介護をしています

普段の仕事の倍疲れます


クラスターになった事で

医療従事者の大変さを全て理解

する訳ではありませんが


こんな辛い思いをして仕事をして

いるんだと体験させられています


自分がその方々と似たような状況に

なりわかったことが沢山ありました


自分がコロナに感染した事も

マイナスに考えず、意味のある

事だったのだと考えています


自分が出勤の日は率先して

感染した利用者の部屋に入ります


何が言いたいかと言うとどんな

経験も無駄ではないと言う事を

私は言いたいのです


考え方一つ

自分が受刑者だった頃と

今を比較してみると


自分の捉え方一つで

良くも悪くもなると言う事を

今でも体験しています


私自身、受刑者になった事で

人生が良い意味で変わり

生きやすくなりました


元受刑者だからこそ

頑張れる人になろうと自分に

エンジンをかけています


出所して15年経ちますが

今でもその気持ちを持ち続けています


自分で自分を理解出来たから


出所して辛い日々を切り抜けてきた

からこそ今があります


「辛い思いをしなかったら

私は成長出来ませんでした」



そして何よりも

家族全員で甘やかさない支援を

してくれたおかげで


「家族を絶対失いたく無い」と


刑務所で強く感じたことで

道が開けてきました


元受刑者

元依存症者として

思うこと


彼はきっとまだ自分を変えれない

のだと思います


私の態度が変わった事で

色んな意味で辛いのだと思います


しかし

優しい言葉をかけてくれる人が

いるから流されています


なので私の甘やかさない支援が

彼には有り難迷惑に感じている

と思います


それはそれで仕方ないと思っています


彼が選んだ道


優しい言葉をかけてくれる人が

居なくならない限り

彼の場合は更生は厳しい

思っています


優しい言葉や寄り添いがダメだと

言っている訳ではないです


ただ彼の場合、中途半端な優しさや

責任の取れない優しさは不要なんです


今、彼に優しい言葉をかけている人は


彼と一緒に住む訳でもない

彼の悪態を目の当たりにもしない


だから中途半端な優しさが出来るの

だと、私は思っています


本当に彼には何が必要か?

と考えては居ないと思います


今、私が彼に優しい言葉をかけたら


彼は単純思考なので

安心すると思います

沢山手紙も来ると思います


でも私はしません


何故なら彼が変わるチャンスを

奪うことになるからです




サムネイル

今回も読んで頂きありがとうございました😊