前回は裁判官の言葉や他の人の言葉
で色々気づき、回復に繋がれた事を
書きました。
彼は刑務所常連客
鑑別所や少年院の歳から
ずーっと刑務所に
出たり入ったりです。
出所して最短20日の逮捕あり
地元の施設では彼を知らない刑務官は
当時居なく、彼にとったら過ごしやすい
場所になっていたのかもしれません
そして地元では
名の知れたヤク○だったのもあり
「俺って有名じゃん。凄いじゃん!」
みたいな間違った感覚になっていたと
思います
少年時代から思うがままに過ごし
そして捕まる事を繰り返していた
彼は学ぶ時間・機会がないまま
その結果
彼は1年以上社会に居た事が
ありません
本来は刑務所に行っても
当日に痛み止めなどの薬を
貰える事は絶対ありません
彼は貰えました。
保釈申請が通り判決当日に
収監される刑務所に電話をかけて
眠剤がないと寝れない事を伝えると
「約束は出来ない」と言われたものの
結局、処方してもらえたそうです
これが良いか悪いかではなく
刑務所の常連だから出来る悲しさ
なのかなと思いました
刑務所に入れるだけが全てじゃないと
私は弁護士に泣いて訴えた事もあります
優しい弁護士は「うんうん」と
聞いてくれました。
今の法律では限界がある事はわかっては
いますが悔しかったです
再犯の多さ
作る友達といったら懲役で仲良くなり
シャバで会う
懲役で仲良くなっても、結局その仲間も
また捕まっていってしまう確率は高確率
1人1人観察していると皆んな働き者で
人に気遣いも出来る優しい人なんです
でもストレスのコントロールが苦手
保護会やDARCに居る時は頑張って
辞めているけど
そこから出て地元に戻ったりすると
また同じ犯罪を犯し捕まっている
結局は何処にいても
2年〜3年、社会にへばりついていても
結局のところは本人の考え・行動が
全てなんですよね
◆依存に走ってしまうきっかけを
自分で知る事
◆生活環境を変えながら人間関係構築
◆電話番号を変える
◆人間断捨離(これが結構ハードル高い
のかもしれない) 
◆嫌われる勇気(これ大事)
◆遅れを一気に取り戻す事をしない
再犯を見ていると男性がほとんどです。
去年から今現在
薬物 3人
薬物絡みの死 2人
眠剤アルコールの事件 1人
そして彼。
交友関係のストレスや仲間の誘い
で、また薬をやって捕まる等
あくまでも私の考えなのですが本人が
・どれだけ気づくか!
・どれだけ底つきするか!
これってかなり大事な事なんだなって
感じています。
なぜ底つきが大切か
自分でも思いますが「思考」がかなり
重要ポイントになるかと思います。
これは周りが(彼女や家族)頑張って
支えてもやる人はやります。
周りが寂しくない様に一緒にいてあげたり
話を聞いてあげても、やる人はやる
私が底つきを体験してみて思ったのは
◆底つきをする事によって
自分の力で考える事が出来ました
◆良い事も悪い事も
自分で決めたので誰のせいにも
できませんでした
◆自分で考えて行動した事で成功すると
かなり自信がつきました
◆逆に失敗した時は「あの人の言う通り
だったな」等、振り返って考える事が出来て
人の意見も取り入れれる様になりました
◆底つきで手に入れた成功体験は
自分の手で汚せなくなります
これは本当に地道な作業です
手間暇かけて構築する事が
雪崩が起きても最小限に抑える事が
出来ると考えています
そして軌道修正もしやすいです
DARC
私は一度だけ東京のDARCに面談?
みたいなのに行った事があります。
高い旅費も親。親や姉がすがる思いで
段取りをつけました。
面談では何点か質問され
「末期ですね」って言われたのを
覚えています。
三日前に薬をやったばかりで
やりたくて仕方なかったので
言われて当然です。
東京でどうにか手に入れる方法も考え
たくらいです。
結局、東京滞在中はやらず
地元に帰ってやりました。
ある日
タバコをコンビニで何回か盗みました
買うお金はありました
バレずに盗めた快楽
でも
何回目かで警察を呼ばれました
その時、薬も入っていたけど
薬の事はバレず、コンビニの店長も
万引きを許してくたので帰れました
その頃は「やったぁー!」と思って
反省もしなかったです
当時の私は他力本願で誰かが
助けてくれるって甘い考えの持ち主でした
何をやっても実にならず、親が手取り足取りやっても助けてくれても刑務所に行くまではノンストップだったと言う事です。
彼からの手紙
「前のままではいけないと考え
今までとは違う受刑生活をしています
小さい事だけど進歩してます」
と書いてありました。
もしかすると自分の変え方が
何十年も気づかなかったんだと思いました
私がアドバイスをしても
何一つ聞き入れて行動しなかった
改めて本やブログコピーを差し入れ
してよかったなぁーって感じました
なぜなら近くにいる人の言葉は
当事者に響きません
"自分がパーソナリティ障害に
当てはまるのが見えました"
とも、手紙に書いてあり自分の欠点も
自分で見つけている様です。
だからといってこの言葉で喜んだり
手紙を書いたりはしません。
でも心でエールは送っています
「その調子!凄い」
「よく気づいた」
「あっ。ちょっとふざけたな」とか
心でコメントしつつ。
見守っています
こうして自分の事.彼の事を書きながら
改めて思考パターンを変える難しさを
感じました
悪い思考癖が自分で理解出来る様に
なるまでには個人差はありますが
でも思考パターンを理解した時に
強みに変わると思っています
今日も読んで頂きありがとうございました😊
