前回は繰り返し刑務所に
行ってしまう人達について書きました!
前回を書いていて思い出した事が
ありました。
それは
知り合いが亡くなった事
初めは頑張る
その人は男性です。
まだ私より何歳か若くて、顔も悪くない
優しい人でした。
その男性(これからはAと書きます)は
覚醒剤で服役していて、出所してきました。
仮釈放後、真面目に働いていました。
お酒と眠剤で度々おかしくなっていましたが
仕事をしたい意欲はあり、もっと稼ぎたいと私の彼の紹介で仕事を始めました。
初めはまじめに働いていました。
だんだん耐えられなくなる
ストレスが溜まったり
嫌なことがあると自己処理が出来なくなり
アルコールもコントロール出来なくなり
眠剤も一緒に飲むから
おかしくなっていきました。
会社の社長が部屋を借り、あちこち出張に
連れていき、メンタル面も気遣いながら
良い給料を払い
Aの「更生」に全力でサポートしていました。
※この社長は昔、少年院に行った経験もあり。
若い子を雇い、明るく芯のある方です。
しかしAは些細な事でキレたり、お世話になって
いる社長を裏切るかの様に、言い直ったり
言い直ったと思ったら泣いたり謝ったり
情緒不安定な状態でした。
社会になかなか馴染めない
頑張って働いてサポートもして
貰っているけど、些細な事で自分や
周りを責めて、アルコールや眠剤に逃げる
合法だから逃げやすい
合法でも狂った姿は同じ
逃げても変わらないし、変われないのに
逃げる!
結局自分で自分の事をダメにしている
様に見えました。色んなことに耐えられなく
なって自暴自棄になっていたと思います。
突然の知らせ
そんなある日彼は
「心不全」で亡くなりました。
※予想ですが、多量のアルコールと
眠剤が影響したのかなと考えています。
Aには別れた奥さんと子供がいたそうです。
なかなか社会に馴染めず
自分をコントロールする事も出来ず
覚醒剤をやめれても
アルコールや眠剤に逃げてしまう。
これが現状です
周りがサポートするだけでは
本人の「心の病み・心の闇」までは
解決するのはなかなか難しいと感じて
います。
だからこそ自助グループ・
同じ境遇の仲間が必要なんだと
強く思いました。
そこにいくには本人の意思が無いと
厳しいし、家族やパートナーが
言ったところで本人が聞き入れるか
わからないから
そこに繋げれる様に
刑務所が受刑者にパンフレットを配るとか
そういうグループ時間を多くするとか
刑務所は色んな人がいるので
感情のコントロールするには
1番良い訓練場所だと感じます。
なにかしらの矯正施設での
在り方を改善をしたらいいのにな
って思いました。
本人が
・人間断捨離する
・変わりたい気持ちを持つ
・気づき・学ぶ
ある意味「大人になる為の学び直し」が
必要なのかなと感じています。
覚醒剤がネック
この言葉
誰が言ったかわかりますか?
私の彼です笑
以前刑務所から出所してくるまえに
彼が手紙に書いてきたんです!
「やっとわかった!
覚醒剤がネックなんだなーって。」
何回も何回も繰り返し刑務所に入って
やっとわかったみたいです。
「いつもやめようと思って出所してくるの?それともやろうと思って出所してくるの?」って聞いた事があります。
そしたら「やろうと思って出所してくる」って
言ってました。
※ちなみにこれは彼の場合です。
彼も「絶対やらない」って決めても
しつこく勧められて断っても勧められて
「一回だけ」ってやると
運悪く捕まった時もあります。
やっぱ、本人の気持ちも大切ですが
環境もかなり大切だと思います。
やった経験があるからこそ「一回だけ」
って手を出しやすいのも事実です。