前回は "矛盾"   

 もっと犯罪者の背景に気づき、周りが理解や協力する事により犯罪も減るし、受刑者が社会復帰にするに当たって失敗する率が下がるのではないかと書きました。


↓  ↓  ↓依存症子さんのブログの通りだと、元受刑者として私も思います。

彼は今まで、本人が言う程 

’辛い' 受刑生活は

していないと思います。


彼と連絡を取ってない時期もありましたが

ここまで刑務所ばかりに入るとなると

 ’認知の歪み' がかなりあると感じます。


前刑、私が間違った支援をしなかったら

少しは認知の歪みが "マシ" になったかもしれません。(かなり歪んでるのですぐには改善されない)


"共依存"と言う言葉


私は何回も捕まり


: 運良く覚醒剤の反応が出なかった

: 万引きバレたけど運良く訴えられなかった

たまたま色んな事が

見つからなかっただけであって


でも結局、刑務所に行きました。


母は2回、"私選弁護人"を付けてくれました。

それでも私は反省しませんでした。


私選弁護人は決して安くは無くかなり高額だったと思います。


何回も捕まりその度に留置場に差し入れ、面会。


ある日なかなか連絡が取れない私が捕まったと思い、警察署に「娘、いますか?」と


親の勘は鋭いです。

私は見事に留置場にいました。


それだけ厄介な子だったと言う事です。

私選弁護人も経歴を見て首を傾げるくらい

警察沙汰が多かったです。


母は私をどうにか立ち直らせたいと

数々の支援をしてくれました。


でも私は数々の支援分、裏切りました。


私の実刑判決と同時に優しく何でもしてくれた母は"共依存"を脱するべく間違った支援を辞めました。


支援をしている間は自分が"共依存"とは

気付きません。(私がそうです)


母は遠方という事もありますが面会・差し入れはあまり無かったです。

2年6が月の受刑生活の中で2〜3回は面会来てくれました。

でも、今までの母とは違い

よそよそしく他人行儀でした。

とても辛かったです。

手紙も数ヶ月に一回、2〜3行。

元気?とか一切書かれてませんでした。 

家族の情報もなし。

私から手紙を書いても、返事はなし。

身元引き受け人もなってくれませんでした。


この時私はどんなに冷たくされても親が身元引き受け人になってくれると鷹をくくってました。


親に捨てられたらやばいと、私は焦りました


そこから色々考え方を変えました。


この経験から

彼に頻繁な手紙や面会をしない

身元引き受け人もやめてみた


※これは必ず全受刑者に効果があるとかではないかもしれませんが私はやるだけやることにしました


身元引き受け人辞退

これは彼は予想していなかったと思います。


収監されてから身元引き受け人が決まるまでは、私が手紙を書かなくても低姿勢な内容でマメに手紙を書いてきてました。


共依存の私はまだちょっと流されそうになって信用しかけてました。(次は本当かな?とか)


しかし身元引き受け人が私に決まってから手紙は減りました。


“依存症"の本やブログのコピーは送っていましたし、それを見て反省の手紙。

感謝の手紙は書いてきてました。

たが、柄受けが決まってから

安心したのでしょう


今回の彼からの手紙は6枚。


•1〜2枚目までは

柄受けが私だったので何処か手紙の内容も上から目線で、「俺が心を入れ替え、〇〇(私)の気持ちを尊重する。友達の整理もする。そうするだけでは納得いきませんか?許せませんか?」と。


・柄受けを辞退されたと知った3枚目からは

違う人が書いたのか?

と思うくらい変わってました。

◇困った事があれば力になるから何でも言って


◇柄受け辞退がどう言う理由かわからないけど喧嘩別れはしたくないから、それまで俺は頭を冷やします。帰ったらゆっくり話したい。


◇出所したら荷物の話もあるので時間帯考えて連絡します


◇お金も月々返します


◇手を差し伸べてくれた事を振り返ってます


◇今まで本当に苦労をかけてすいません


◇俺は〇〇にとって既に過去の人だと伝わります


◇〇〇との仲を良くするために何とか解決策がないかと考えてる

↑   ↑   ↑


一言もお金返してとか別れようとか言ってないのに鍵の返却と柄受け辞退でこれだけ考えれるんです。


逆を言えばそれだけ鷹を括ってたんです。


彼の今回の刑は短いです。

なので、言葉は悪いですが追い込む必要があると

私なりに考えました。


なぜ、追い込むか?


刑務所は絶好の場所🤗


辛くてもお酒や薬物やギャンブルに逃げれない。

イライラして他の受刑者と喧嘩になれば、懲罰。

下手したら刑が伸びる。

今まで家族に強気になって暴力や暴言を言って

好き勝手やって、親やパートナーを思い通りにさせてたけど、それも出来ない。


ある意味感情のコントロールの訓練になります。


そうしたら考える時間もあるから

依存症の本やブログ記事の出番です!

(考える勉強道具になるかと思います)

暗い事ばかりじゃない

共依存から抜け出す時はかなり辛いです。


でも、共依存の時が1番辛いです。


前回のブログにも書いていますが

今は明るい気持ちになれてます。

視野も広がりました。

彼の事も考える時間がかなり減りました。


彼が出所してどうなるかは今はわかりません。

でも前刑よりは"マシ"だと思います。


これからも間違った支援をしない様に

そして自分のケア(カウンセリングを受けながら)、私は前に進んでます。


※最後まで読んで頂きありがとうございました。

このブログが誰かの役に立てればと思っていますのでこれからも発信して行きたいと思います。