どうしよう。
患者さんに死が近付いている。
バイザー曰わく、そうなんだって。
バイザーは、
患者さんの死を何回も見ているから
死が近付いているのが
わかるんだって。
もう、部屋に入って
何も言えなかった。
声を出したら、
泣き崩れちゃいそうだった。
本当にツラいのは患者さん。
私が泣くのは違う。
そう学校で教えられているから、
私は、患者さんの前では
絶対に泣かないようにしてた。
今回も頑張った。
ほんとは言いたかった。
「今日も来ましたよ。
いつも、礼儀正しい姿とか、
一生懸命リハに取り組む姿とか、
元気づけられていました。
ありがとう。」
実習に来て初日、
あなたの部屋に行きました。
ご飯を食べないあなたの部屋には
いつも、カルシウム入りが売りのウエハースとか、
煮干しとか、
チョコレートとか
カロリーの高いお菓子が置かれていましたね。
綺麗なバスケットに入った
豪華な花が飾ってありましたね。
今日も今までで一番大きい花が
置かれていました。
母の日かな?
見えましたか?
もう話すことも動く事も出来なくて
自分で呼吸する事も出来なくなってしまって。
あなたは「もうこんなに管だらけになってまで生きたくない」って前言ってたみたいですけど。
それでもあなたは愛されていますよ。
どんな形でも生きていて欲しい、と思うのは私たちのエゴでしょうか。
でも、「あなたに生きていて欲しい」と思っている人がたくさんいる事を知って欲しいです。
実習開始からほぼ毎日、
あなたの部屋に訪れました。
そんな関わりの深い患者さんが、こんな状態になるのは初めてです。
私はどうしたらいいのか解りません。
部屋に帰って泣きました。
患者さんに感情移入し過ぎるのは、医療人としてよくありません。
ひょっとしたら、私は向いてないのかもしれません。
とりあえず疲れてしまいました。
寝ます。
それからレポート頑張ります。