観てきました。
コロナ怖かったけど、映画館は20分で新しい空気に常時入れ替わってるというので、それを信じて🙏
今1席空いて観ることが出来てるし、マスクしたまま鑑賞なので、確かに飲み会するよりは遥かにリスクは少ないと感じた。
いやぁしかし。
本当に感想が上手くまとめられない。
凄い泣けるんだけど、自分が何故泣いているんだか、理由がよくわからない。
主人公凪沙に与えられた運命が余りに過酷だからなのか。
でも可哀想とはちょっと違う。
それこそ可哀想だと思ってしまったら、映画の中に出てくる、トランスジェンダーに理解の無い人達となんら変わらないのではとか考えてしまった。
昨日見たのに、未だにわからない。
この映画は理解するものではなくて、ただ感じること、触れることが大切なのかもしれない。
ネタバレしない程度に内容を。
この映画は15分の予告公開という、思い切り過ぎる宣伝をとっていたので、予告見てちょっと見た気になってる人は、本当鈍器でぶん殴られる感覚になるから気をつけて😅
15分だけど序盤の所だけだし、時間軸がバラバラなので、感じ方が違うと思う。
というかうん。
全編観たって理解できんのだから、15分じゃわかりっこない。
主演の剛君、本当素晴らしかった。
映画の中で髪の毛切った状態のシーンがあって、見た目はまんま草彅剛なのに、まっっったく草彅剛いなかったんだけど…
髪の毛長い状態より、1番短い状態のが凪沙だったわ。
怖いぜ、つよぽん…
あと本当に一果役の服部さんが素晴らしかった。
マジでこの演技で何の賞も取れなかったら、大人の事情だろうなと思ってしまうくらいに。
元々バレエダンサーを目指していた子だから、踊りに説得力があって…
この映画、ある意味一果の物語なので、この子がいなきゃ、確かに成立しなかっただろうね。
そう監督も言ってたの過言じゃないわ。
正直ほとんど救いの無い物語なので、感動系だと思って観に行くと、痛い目見ると思います…
そして音楽がベラボーに良い。
あれはズルイ。
劇場の暗闇の中に響くピアノの旋律が、主人公たちの孤独と共鳴してるようで…
これは劇場で観ることをお勧めしたい。
あの感じは映画館でないと出ないわ。
なんでかはわかんないけど泣けました。
嗚咽でした。
美しい。そして切ない。
暗い物語なんだけど、でも生きるという事に執着したくなるような。
そんな作品でした。
ここからちょっとネタバレ↓
一果がバレエに一筋の救いを感じたように、凪沙は一果に救いを感じたのかな。
救いを見つけることができなかった者は、ただただ堕ちていく。
でも凪沙は一果に出会って幸せだったんだろうか。
私にはどうしてもそうは思えなかった。
こうなる運命でも凪沙は一果と出会うことを選ぶんだろうか。
そんなことをグルグル考えてしまう。
トランスジェンダーについての描かれ方は、多分賛否両論だと思う。
むしろ否定的な意見が出てこなきゃ、日本のトランスジェンダーの理解は相当遅れているというか、まぁ劇中に出てくる面接官のおじさん状態なんだろうな。
剛君が本当にトランスジェンダーだったなら、主演女優賞を受賞する世界になりますように、と願ってやまない。
あとやっぱり後半の人物の描かれ方の説明が足りないというか…
えっどういうこと?みたいなシーンが複数あった。
小説を読むと解決される所もありそうだけど、もうちょいシーン足しても良かったのではと思う。
(だいぶ削ったって監督言ってたから、撮ってはいたのかもだけど)
特に失明してからの凪沙のシーン。
股から血を出してる画が強烈すぎて、サボっちゃったというセリフを聞き逃してたから、なんで急に失明?手術失敗だったの??手術失敗すると失明しちゃうもんなの???と?マークがいっぱい過ぎた。
小説読むと、メンテナンスが必要なのにそれを怠ったため、起きた弊害のよう。
そういう知識が無い人達がほとんどだろうし、そういう性適合手術のリスクとか、ホルモン注射とかも昔は保険適応外で、お金がとてもかかってしまうとか、事前になんかサイト作って教えて欲しかったな。
そしたらよりこのトランスジェンダーというものの本質を、捉えることができたんじゃ無いかと思った。
(←色々よくわからずネットで調べた人)
まぁ賛否両論ある映画は個人的には良い映画だと思っているし、また小説読んだら観たいなと思ってしまう映画でした。
なんというかすごく物語に引きずり込まれて、ずっと考えてしまう。
エンドロールまで嗚咽してたのは久々だったわ…
多分また観に行くと思います。
なんか中毒性ある…