こんにちは!今回はMoaiが訪れた国の中でも特にオススメな、「グリーンランド」についてお話したいと思います。

 

「グリーンランド」というと、すごく遠くてあまり馴染みのない国のように思うかもしれない。Moaiもずっと行きたかったのだけど、なかなか機会がなくて行けずじまいだったのだけど、去年の夏念願のグリーンランド旅行を実現することができました。

 

 

率直な感想は「本当に本当に行けてよかった!世界のどことも違うユニークで、そして手付かずの自然が残されている貴重な場所。どうかこの自然をずっとそのまま残し続けて欲しい。」と思いました。

 

 

地球温暖化が進んで、大きな影響を受けるのがグリーンランド等の北極圏の国々です。このグリーンランドで見ることができる大自然の美しい景色を未来に残していけるよう、少しずつでも地球に優しく、自分ができることをできる限りして行きたい、とこのグリーンランド旅行で決意したMoaiでした。

 

グリーンランドの概要

まず、グリーンランドの概要について、Moaiが面白いと思ったポイントを紹介するよ!

 

①グリーンランドは北極海と北大西洋の間に位置する世界最大の島。(世界面積第11位)

②日本の面積の約6倍もある広い国土ですが、国の大部分(80%)が氷でできているため、人が居住するエリアは沿岸部の限られた地域のみ。

③地球上の9%の氷はグリーンランドにある。(それ以外の90%は南極に。)

③人口は約5万6千人しかいない!

④その人口のうち約90%が先住民のイヌイット。(日本人に似てる!)

 

⑤イヌイットは昔からアザラシやセイウチの生肉を食べていた。今でも狩りは頻繁に行われている。(しかし最近イヌイットの若者は、ピザやフライドポテトなどのジャンクフードを好んで食べるとか。)

 

⑥グリーンランドは国ではない!デンマーク領となっているけど独自の自治政府が置かれているよ。

 

⑦通貨はデンマークのクローネ。でも言語はグリーンランド語が公用語。グリーンランド語はアルファベットを使うけどCがない!

昔使われていた教科書

⑧内陸部は氷で覆われているため、国内の移動手段は船か飛行機。町同士をつなぐ陸路は整備されていない。(昔は犬ぞりかカヤックで移動していた。)

⑨グリーンランドの氷は今40年前の6倍のスピードで溶けている。

 

⑩地球温暖化により、1000年後にはグリーンランドから氷床が消えてしまうとするデータも公表されている。

 

⑪もしグリーンランドの氷がすべて溶けたとしたら、海面は7メートル上昇し、沿岸部の都市は沈没すると言われている。

 

こう見てみると今まで知らなかったことばかり!グリーンランドってなかなか面白い国だね。

グリーンランドの国旗とイヌイットの少年

グリーンランドの夏の気候

氷河にタッチ!

 

Moaiがグリーンランドに行ったのは8月。夏と言ってもグリーンランドは北極圏のため、荷物は冬服がメインでした。

イルリサットの夏の平均気温は2度〜10度ほど。確かに日中は暖かく、長袖1枚でも大丈夫でした。

 

Moaiが訪ねたイルリサットの町並み

 

しかし朝晩はとても冷えます。時には0度まで下がった日もありましたし、雨が降った日もありました。

後ほどお話する氷河クルーズに参加した時は船上はとても冷え込み、靴下は重ね着をして、ホッカイロを4個くらい持って行きましたが、それでも寒かったです。

 

夏と言っても油断せず、秋か冬の北海道に行くくらいの準備をして行った方が安心でしょう。

 

グリーンランドの名前の由来

皆さんはなぜグリーンランドがこのような名前になったかご存知ですか?

 

その歴史は今から1000年以上も前のバイキングの時代に遡ります。

 

ノルウェー人のエンリークという名前の赤毛のバイキングが、殺人の罪で3年間国外追放されてしまいます。その間彼は沿岸部を探検し、現在のアイスランド、そしてグリーンランドを発見。人々の入植を開始します。

 

初めに彼は現在のアイスランドを発見。「アイスランド」を名付けますが、寒さをイメージするような名前のせいか、入植を希望する人はあまり現れませんでした。

 

そして次に「グリーンランド」を発見したエンリークは、もっと多くの人々が入植してくれるよう、イメージの良い「グリーンランド」と名付けたのです。

 

確かにMoaiはアイスランドも行ったことがあるけど、アイスランドの方が緑が多くて、グリーンランドの方が緑よりも氷が多くて、なんか変だなぁ〜と思っていたんだよね!

 

 

世界遺産に登録されているイルリサット・アイスフィヨルドに行ってみた!

 

Moaiがグリーンランドで目指したのは、イルリサットという西沿岸部に位置する町。ここは人口約4000人だけど、犬ぞり用の犬も4000匹いるらしい!(ちなみにここにいる犬は狼との混種で、観光客は触ってはいけないよ!)

 

 

この町のすぐそばにイルリサット・アイスフィヨルドという世界遺産に登録されている氷河があるんだ。

この氷河はディスコ湾という沿岸に注ぐ約40kmにも及ぶ長〜い氷河で、一日に20〜30mほど動いているよ。

イルリサットのすごいところは、この町のすぐそばにこの氷河があって、歩いて見に行けるということ!

 

町のすぐそばに氷河が浮いてるのにMoaiはビックリ!

 

3つのトレッキングルートが用意されていて、Moaiは毎日違うルートを歩いてこの氷河を見に行ったよ。

 

アイスフィヨルドを見に行くトレッキングルートについて

イルリサット・アイスフィヨルドのトレッキングルートは赤、青、黄の3ルートに分かれています。それぞれのコースではその色で目印が示されていますので、迷うことはありません。

黄色コースの目印

 

赤コースは1番短く、全長約1km。片道約20分ほどで氷河が見える絶景ポイントにたどり着きます。

黄色コースは沿岸部をずーっと眺めながら歩くことができるコースで、全長約2.7km。1時間半〜2時間ほどのコースです。

1番長いコースは青コースで、全長6.9km。途中で赤コースと合流しますが、約4〜5時間かかります。

 

青コースの途中に見える静かな湖

 

このトレッキングコースの地図は、町の中心部にあるWorld of Greenlandというインフォメーションセンターで無料でもらうことができます。https://www.worldofgreenland.com/en/

 

Moaiは全コース行ってみましたが、どのコースも素晴らしく、何度行っても飽きることはありませんでした。(黄色と赤コースは滞在中何度も行ったよ!)

 

黄色コースはずっと長い間氷河を見ながら歩くことができます。赤コースは1番町から歩いて近いので、朝日や夕日を見たい方はおすすめです。青コースは長いからかあまり人気がないのか、道中1人しか人に会いませんでした。でもその分とても静かで、氷河が動く音すら聞こえます。少し冒険家のような気分にもなれます。長い分、氷河が見える絶景ポイントに到着した時は本当に感動しました。

 

どのコースも岩を登ったりするので、できるだけ歩きやすい靴を履いて行きましょう。あ、でもMoaiは青コース以外はアグーブーツ(UGG)で登りましたが(笑)。あと、途中にトイレや売店はないです。軽食を持って行って、氷河を見ながらピクニックをするのがおすすめです!

 

世界遺産の表示

 

グリーンランドではこの世界遺産の国立公園でキャンプをするのを認めています!アウトドア派の人は是非絶景ポイントにテントを張って、キャンプをしながら一日中日の光を具合で少しずつ変化していく氷河を眺める・・・なんていう素敵な経験をしてみてください。

 

特等席にテントを貼る人

Moaiが考える「世界で1番眺めのいいベンチ」

息をするのを忘れ、涙が自然と流れるくらいの絶景

 

それではここではそのイルリサット・アイスフィヨルドの美しい絶景写真をご紹介します。

 

Moaiがiphoneで撮影した写真なのでそこまで画質が良くないのが残念ですが・・・少しでもこの美しさが伝わったら嬉しいです。

Moaiはこのフィヨルドを眺めながら息をするのを忘れ、涙が自然と溢れてきました。

 

「世界の中にこんなに美しい景色があったんだ・・」とまるで現実ではないような気持ちになったことを今でも覚えています。

 

感動してセルフィーするMoai

氷河クルーズとホエールウォッチング

 

イルリサットでは氷河トレッキング以外にも様々なアクティビティに参加することができます。

その中でもMoaiがおすすめなのが、氷河クルーズとホエールウオッチング。

 

これらアクティビティのツアーの詳細や予約などは、先ほどの町の中心にあるWorld of Greenlandというインフォメーションセンターで全て取り扱っています。ツアーの参加予約もHPからできます。(もちろん他の旅行会社もありますが、イルリサットに来る観光客はほぼここに集合している印象を受けました!)https://www.worldofgreenland.com/en/

 

ツアーが出発する港

Moaiはまず日没に合わせた「サンセット氷河クルーズ」に参加しました。このツアーでは、氷河を間近で見ることができたり、ガイドさんの詳しい説明があったりと、とても勉強になるクルーズでした。外のデッキでずっと過ごしてもいいのですが、寒くなったら中に入ってコーヒーや紅茶を飲みながら氷河を見ることができます。

 

そしてMoaiはラッキーなことに、このクルーズ中にクジラも見ることができたので、次の日に参加しようとしていたホエールウオッチングのツアーには参加しないで済みました!クジラは夏の間はほぼ毎日沿岸部に来るようなので、この氷河クルーズでクジラを見ることができる確率はかなり高いみたいです。

 

こんな間近でクジラが見れるなんてMoaiも興奮!

 

Moaiはひとり旅だったので参加しませんでしたが、もし誰かと一緒だったら絶対にカヤックのホエールウォッチングツアーに参加したと思います!このカヤックツアーだとクジラのものすごく近くまで行くことができるのです。(いいなぁ〜!)

 

カヤックとクジラ!

 

夏のグリーンランドの日没はとても遅いですが、サンセットクルーズは日没の時間に合わせて運航してくれます。

オレンジ色に染まる北極海と巨大な氷河はなんとも美しく、寒さも忘れてずっと眺めていました。

 

イルリサットのアクセス情報

カンガルッスアックから北極まで3時間15分、東京までは10時間5分!

イルリサットはグリーンランドの西側に位置しています。

 

アクセス方法はアイスランドから、もしくはグリーンランドのカンガルッスアックという町から空路で入る2通りあります。

かつて米軍基地として使用されていたカンガルッスアックは、グリーンランドで1番大きな滑走路がある空港で、グリーンランドの玄関口となっています。Moaiもデンマークのコペンハーゲンからグリーンランド航空でカンガルッスアックまで飛び、ここで小型機に乗り換えてイルリサットに行きました。

 

また、アイスランドのレイキャビックからアイスランド航空でイルリサットまで直行便も出ています。(しかし夏の間限定との情報があるので要チェックしてね。)アイスランド旅行と合わせてグリーンランド旅行を計画するのもいいですよね!

 

グリーンランド航空の真っ赤な機体

 

10年後再訪したら同じ風景が残っているか

 

いかがでしたか?今回書いたグリーンランドはMoaiが本当に感動した旅先の1つだったので、あの感動を再び味わいながらこの記事を書くことができました。

 

きっと写真ではこの美しさの全てをお伝えすることができないと思います。是非、多くの人に自分の目でこの美しい氷の世界を眺めに行って欲しいです。

 

 

2019年7月ヨーロッパを襲った熱波により、グリーンランドの氷は1ヶ月だけで約2,000億トンも溶けたことが観測されました。これは例年の3倍以上に昇る量だそうです。

 

Moaiが見に行ったアイスフィヨルドが、いつかは溶けてなくなってしまうのではないかと危惧しています。

 

もし10年後Moaiがイルリサットにまた行く機会があったら、このアイスフィヨルドを絶対に見に行きます。その時も、この氷河が今と変わらない静かで美しい風景であり続けて欲しい、そう強く願います。

 

 

地球上の美しい自然を人間は責任を持って守っていかなくてはいけない。Moaiが涙した絶景を、この先もずっと多くの人々が同じ感動を味わうことができるように、今自分ができることをしていかなくてはいけないんだ・・

とこのグリーンランドの大地が教えてくれました。