上ノ湯温泉(大分県別府市)
別府を代表する大通りのひとつ、富士見通りに面して建つ「上ノ湯温泉」は、コンクリートの建物に路地のような通路が入り口となっており、なかなかユニーク。別府湯めぐりに不可欠なマイ洗面器をまだ手に入れていなかったので、受付でその旨を伝えると貸してもらえた。もちろん料金は取られず、入浴料100円のみ。ありがたや、ありがたや。路地を挟んで向かいにある浴室のドアを開けば、脱衣場と一体となった別府スタンダード。中央に3~4人でいっぱいになりそうな長方形の浴槽がひとつだけ。他に入浴客もおらず、独占となった。あふれる湯は無色透明無味無臭だが、糸状の湯の花が大量に見られる。しかもとっても熱い。入れないわけじゃないが、独占浴の特権で、湯船に突っ込んであるホースを辿って蛇口を捻る。まもなく適温の素敵な環境になった 。堪能した後は、蛇口を戻す。これで時間とともに加水0の熱湯風呂となっていくはずだ。生源泉が一番なんだけど、やっぱり気持ちいいが最優先。体に無理は良くない。浴室の窓から外を眺めると、車の列が途切れることなく続いていた。壁隔ててまさに別世界。このコントラストもある意味別府らしいところだ。(MEMO)レポートは平成18年。その後、温泉道ブームもあって、洗面器をほとんどの共同浴場が完備するようになった。(追記)令和2年12月に追憶物件となりました。富士見通りの共同浴場がどんどん閉まっているような・・・