第1話   依頼(対立の家-1)



「いらっしゃい」
「…あの…ここは…」
「ここは、“願いを叶える”場所…」
「願いを?」
「えぇ」
そして、彼女は続けて言った。
「さぁ、あなたの願いはなーに?」
「私の…願いは……」
        
          *    *    *    *


ここは願いを叶える場所『魔法図書館』この、魔法図書館は強い願いを持っている人だけが入れる秘密の場所。『図書館』という名前がつくのは、それは、本を創る為。本を創り、私達の願いを叶える為……。
「私の名前は、『アヤメ・ローレライ』ここの、司書よ」
「おいっ!!お前は誰に名前をおしえてるんだよっ!!」
と、怒鳴りつけるように言っってきた。そして、
「誰だっていいでしょ!それより、自己紹介しなさい!!」
と言い、彼は「チッ」と舌をならしこう言った。
「…俺の名前は…、『鋼惨 紅』だ」
            [こうざん くれない]
と言ったまま彼は黙り込んでしまった。まだ、私達の他にも人はいるが、また次回に。私達は、生まれた時代・場所も違うが皆、楽しく今を生きている。また、"暗い過去”も持っているが、それは別のお話……。


カラン…コロン…


お客が来たようだ。
「いらっしゃ~い!?」
お客は、ハヤブサのように入ってきたため、お客のことを認識できなかった。
そしてお客は、
「お願いです!!助けてくださいっ!!」
「??」
「はやく、はやくしないと…」彼女は早口で、そう言った。
「少し落ち着きなさい。話が分からないわ」
「!!ゴメンナサイ…」
「それで、まず最初にあなたの名前は?」
「…私の名前は、『水神 百』ともうします。」
           [みずがみ もも]
「水神…。で、"助けて”とはどういうことなの?」
「それは…狙われているんです…」
「…誰に?」
「『火神 明』という男に…」
 [ひがみ あきら]