おのみち探索 その3。
手しごと市があった宝土寺の(「ほうどじ」と読むらしい)近くにて
何やらオモロそうなコトとをやっているらしいとの情報を入手。
このあたりは山手地区とよばれる旧市街なんだそうで
昔からの民家が立ち並ぶ風景がまさに映画のよう。
これぞ尾道!な景色がたくさんあります。
軽自動車すら入りこめないような 小さな路地裏には
かわいいネーミングのパン屋さん ネコノテパン工場が。
地元の人にも大人気なようで ちっこい窓に向かって
お散歩途中らしきご近所さんが 「○○ちゃーん、よもぎパン10個とっといて~」
なんてお店の人に叫んでる。
どちらかというと東京の下町っぽい感じで面白い。
焼き立てのピザパンを食べましたが トマトソースの黒オリーブが効いていてウマイ。
こういう惣菜系のパンは 喉が渇いてしょうがないのが常ですが
こちらのピザパン。 塩分がひかえめなようで 変な喉の渇きが全くなかったのです。
大満足だっただけに 次回はカンパーニュとか食パンなんかも食べてみたくなりました。
ネコノテパン工場をもっと上にあがっていくと 例のオモロそうなトコの現場に到着。
尾道空き家プロジェクトにて再生された民家にて 蚤の市が行われていました。
住み人を失い、ボロボロになってしまった民家を
独自の雰囲気は失うことなく魅力ある建物に
手づくりで改装されているようです。
この辺りは傾斜地かつ車も通れないような道なので
家を手放す際には いらなくなった昔の家財道具も置いていってしまうそう。
それらを 尾道空き家再生プロジェクトの方々が蚤の市として販売しているのです。
しかもまさかの投げ銭方式(自分で価格を決めるのです。驚きです。)
綺麗に雰囲気よくレイアウトしているので キラリと光る品がいくつかあり、妄想が膨らむ。
これは東京とか外国の業者の人が見たら、絶対買いこんで帰りそう。
残念ながら 私には先見の目がないので 大きなものや古すぎるものは色々あきらめつつも
昭和レトロな雑誌をセレクトして 買ってきました。
ひとくせもふたくせも あるものですので またあらためて ご紹介させてもらいますね
尾道空き家再生プロジェクト
山手の風景をさらに素敵なものに 維持していこうと、今では住み手を失った古い民家を再生し、かつ様々な活動と絡めて 尾道の活性化にもつなげているNPO法人です。
ホームページを見たら面白そうなイベントも多々されていていて私も参加してみたくなりました。
いちばん興味を引いたのが 空き家 × 観光 abandoned house × tourism
改装済の空き家を使って、旅行者の滞在用に貸していただけるそう。
尾道映画の中の世界に 数日だけでも暮すことが出来るなんて ちょっと面白そうじゃないですか?
今回、尾道を訪れて とても活気が出てきたなと感じました。
きっと、この活動に絡んでいる方々の影響も大きいのではないかなぁ
追記:
漫画家・イラストレーターのつるけんたろう 氏が 手掛けたこの手引書がまたいい味だしてます。
かるた風なイラストで裏表2色刷り。