私の母は手先が器用で、編み物、和裁、洋裁、刺繍といわゆる手芸を何でも容易にこなしてしまう。

小学校低学年の時に、刺繍とかぎ針編みを母から教えてもらった。40年ほどブランクがあって、かぎ針で、記号の書いた図面に従って袋物を編んだが、記号などしっかり覚えていた自分自身に驚いたことがある。

高校の時に洋裁を教えてもらおうと制作時に母に声をかけたが、間が悪かっのか追い払う感じで、私も気分が悪くなり、それ以降母が洋裁をしていても、私は洋裁を教えてと声を発しなかった。

母が高齢になって教えようかと声をかけてきたが、大人になってからは、子供の時の様な従順さが欠除しているので断った。

母は、器用過ぎて出来ない人の苦労や気持ちが理解出来ない。子供の頃なら、母の暴言を子供だから、未熟だから出来ないんだで済まされるが、大人になると凄く腹がたって、険悪な事になるのが解っているから。