ここ2年ほど、セカンドライフっていう3Dバーチャルコミュニティで、
色々やってます。
2007年頃、広告代理店がカラ騒ぎして話題になったけど、
まだまだ使い物にならない代物で、
2009年には、ほとんどの企業が撤退。
利用者にとっても、「で、何なん?何がおもしろいの?」と不評。
いまではニュースにさえならないモノとなってます。
でも、実はこの3Dバーチャルコミュニティ(別名メタバース)自体は、
大きな可能性を秘めたというか、
ある意味「確実に」今後のネット技術の向かっていく方向に存在するモノなんです。
狭義で「セカンドライフ」って言ってしまうと、
いまとなっては、「一部のマニアが楽しんでるサービス」でしかないのは事実。
でも、考えてみてください。
映画で「マトリックス」っていうのがあったでしょ。
あれは、ストーリー上はいかにもSFですが、
ああいう脳に直接インターフェースして映像を見たり、体験したりする技術は、
今から50年後とかっていうレベルで考えると、
「実現されるだろうなぁー」って、誰にでも想像が付くと思います。
映画でいうと、「トゥルーライズ」なんていうのもありましたね。
ヘッドセットみたいなの付けて、火星旅行を体験できるっていう設定。
むかーしのSF、例えば宇宙大作戦ではテレビ電話みたいな通信機が出てきたりしてましたが
それは、今では携帯電話として実現しちゃってます。
2足歩行ロボットもそう。
僕らは現在、一昔前のSFの世界に生きてるんです。
SF映画の世界が実現してゆくのって、その作者がある程度技術的な裏付けを調査
した上で書いてるって理由もありますが、
それ以上に、その映画を観て、その世界に憧れた「子供」が大人になって、
「よーし、あんなの作ってやる!」って本気で実現しようとするからなんだと思います。
マトリックスみたいな世界が良いのか悪いのかはともかくとして、
ああいうバーチャル技術は、いずれ実現します。
で、そこに向かっていく過程で、
モニターを通して見るだけにせよ、3Dバーチャルワールド(メタバース)というものは、
確実に進化してゆくのです。
1.初期は一部のマニアと技術者が参加し、切磋琢磨しながら、技術が進化
2.ある程度の段階まで来たときに、商業利用が考えられ、資本が流入
3.マスコミや広告屋が、目新しさに飛びつき、一気に話題に
4.サービスそのものが洗練されておらず、利用方法が確立されていない中で、
初期の一般利用者の不満や批判が相次ぎ、評論家は不要論を唱え、
流行としては収束に向かう。
5.この技術に将来性を見いだした新たな技術者、クリエイター、利用者が
試行錯誤を繰り返して、技術を進化させる
6.「キラーコンテンツ」と呼ばれるような、革新的なサービスが提供開始。
7.再び話題になり、一般利用者が急増、本格普及へ。
こんなシナリオは、これまでにも
「家庭用ゲーム機」「インターネットそのもの」「SNS」「ブログ」等々
様々な技術やサービスが辿ってきたものです。
今、セカンドライフという米国の一起業が行っているサービスそのものは、
上記「5」の段階にあり、ソニー等が提供するその他のメタバースも
あまり奮っているとは言えません。
しかし、メタバースは、そう遠く無い将来「キラーコンテンツ」によって
一気に開花するでしょう。
実は、ボク自身が18年前に起業した理由が、そこにあるのです。




